ピアノ講師にとって、このたくさんの教本を学ぶことは、これからの自分のレッスン人生に、大きな意味をもたらす、と思っています。
今回は、たくさんの教本を知ることの3つのメリットについて書きたいと思います。
1.教材のカテゴライズができる
教材研究をしたり、実際に使用してみると、どういう子には、どんな教材が合っているか、ということがだんだん見えてくるようになります。細かいセグメントでいうと、男の子に合う教材、女の子に合う教材という切り口もありますね。
たくさんの教材を知ることで、いざ教本を選ぶときに自分の中で、カテゴリーが出来ていますから、こんな子にはあれを使おう、この子はおとなしいから、これで元気にレッスンしてみたらどうだろう、というように、教本を選ぶ幅が広がるわけですね。
2.教材のレパートリーが広がる
ピアノ教本の他に、ソルフェージュ、楽典ワーク、曲集など教材、教本は本当にたくさんあります。その膨大な教材から、生徒さんに合うものを見つけなければならないわけですから、これはかなりの重労働です。
ですから、自分なりの「教材レパートリー」を広げることが大切なのでは、と思っています。
5冊教本を知っている人と、100冊教本を知っている人では、どの教材が生徒さんにマッチするか、その選択肢の幅が違います。
ですから、いろんな教本に興味を持って研究し、深く知ることは、以後続くレッスンを考えると非常に大切なことだと思っています。
1冊知るごとに、レパートリーが広がるわけですから、だんだん「こういう子にはこの教材」という経験から出る勘も働きます。
3.教本から学んだことをレッスンに生かせる
世の中にはこれまで出版された素晴らしい教本があります。また、日々新しい教材、素晴らしい教材が生まれています。
こうした、新旧の教本に対して、何かレッスンに使えるノウハウや、アイデアがないか、と「興味」を持って接することで、いろんなことが見えてきます。
教本や教材には、著者の先生が長い時間と、経験で培われた、貴重なレッスン法が凝縮されていますよね。これを自分なりに研究し、咀嚼して自分のものにすることで、日々のレッスンに役立つものとなると思っています。
教本を研究し、学ぶことがインプットで、そこから実際のレッスンに応用することがアウトプット、と言えるかもしれません。
今回は、教材・教本を知ることのメリットについて、私なりに書いてみました。
かく言う私も、教材に関してはまだまだ研究中です。
日々、いろんな教材・教本をながめたりしていますが、私なりに研究したものを、毎週メールマガジンでお届けしてます。これは教本の特徴、使い方など、1冊ずつ厳選してご紹介しています。これまで53冊の教材をご紹介しています。
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