カナダ:学生評価・満足度大学ベストランキングとワーストランキング - 海外留学・ホームステイ - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年05月01日更新

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カナダ:学生評価・満足度大学ベストランキングとワーストランキング

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公開されている2022年カナダ大学ランキングを前回のコラムで紹介しました。

専門のMediaが毎年多様な基準で行うランキングリスト、偏差値を基準とした日本のような順位ではなく、様々な要因に基づき、多角的に見たランキングです。

基準により順位が相当異なる多様なランキングが存在するカナダの大学常識について書きました。


今回のランキングは、単に「学生の評判と満足度」だけによるものです。

「カフェテリアの食事がおいしい」とか「クラブが多い」とか、結構偏見もあるランキングのようですので注意して読んで下さい。


まずは、前回の”Reputationa Ranking”を参考にして(世界的な有名大学が並んでいます)、希望大学を絞り込み、じゃぁ学生自身からの評判はどうなのかな?と知りたい時のみのランキングとして捉えて下さい。


Canada's 10 best/worst universities by student satisfaction: Rankings 2022

 

19,000名の大学生が次の点で評価したランキング:

[教授、大学スタッフの質、住居、課外活動、体験可能なプログラムの有無(co-op programなど)、Mental healthサービス、Sexual assault対策、カナダ先住民族歴史・文化・言語をどれだけ取り入れているか]


*特に最近大問題となっている女子学生へのSexual assaultへの大学の取り組みには多くの学生が意見を寄せました。

*カナダの高校までのカリキュラムには先住民族に関することが多く含まれます。従って、カナダ大学留学を目指す日本人は必ず「カナダの先住民族の苦難の歴史」に熟知しておくことが必須です。


面白いことに、生の学生の声をもっと反映すると[Canada’s 15 worst universities by student satisfaction]ランキングが相当入れ替わってしまいます。

まぁ、ランキングほど当てにならないものはないといういい事例になりますね。

両方の記述を読んで比較してみると興味深いです。

ワーストの順位は( )で表しています。


1.Simon Fraser University (Worst 14) 

バンクーバーから20キロの所に位置する大学で生活費、授業料とも留学生には相当高額。

[Overall ranking]では10位の世界的にも有名な大学。世界中にパートナー大学を持つ。

卒業後の就職機会のためのco-operative education programが学生間で高い評価。

(ただし、ビザで滞在する日本人学生の就職機会は少ない。)


「本来大学がトップにランクされるには、単にMental Health、Counsellingサービス、Partyや学生のためのイベント、学部組織の独立性の3点が大切だと思うが、SFUはそのどのひとつをとっても満足できるものではない。」(学生言)

  

2.University of Victoria (Worst 12) 

Vancouver Islandにある大学。 規模は小さい。

他国の大学との共同研究が多い。 Art, Cultureに関する施設が充実ことを学生が高く評価。


「バンクーバーアイランドにあることで食料品の値段が高く、大学カフェテリアも割高。設備も限られており、学生サービスも少ない。」

「クラブは多いけど、小さな大学なので、ひとつひとつのクラブに必要な人数が集まらない。そんな環境ではすぐに排他的なグループが出来、グループ間のかけひきが起こってくる。」(学生言)

  

3.University of Waterloo(Worst 15)

過去30年に渡りカナダで一番革新的な大学とランクされており、前回の[Overall Ranking]では3位。

coopプログラムの魁と言われるco-operative education programsが高評価。

最先端のエンジニアリング、コンピューターサイエンスも高評価。


注意:最近日本エージェントが語学学校でのcoop プログラムなるものを売り物にしているようですが、全く別物です。 騙されないように注意して下さい。)


「キャンパスは最低。食べ物はひどい。取り巻く環境は退屈きわまりない。Co-opプログラムも、必ずしも保証されているわけではなく、しかも$700かかる。 3年次になってもCo-opプログラムからの仕事がない学生もたくさんいる。アカデミック・アドバイザーは究極に最悪。」(学生言)

  

4.University of Guelph (Worst 13) 

Art/Science分野のリサーチを中心とした集中教育が高評価。

学食の美味しさではカナダ一番との評判。


veterinary medicineでは世界的に有名な大学だが、ロケーションが問題。

活気のある大都市のような刺激はない。

「小さな町の田舎。それに慣れていればOKだけど、都会から来た学生にはどこにも行くところもない。」 


5.Carleton University (Worst 7)

首都のオタワにある大学で、Public affairsに関する教育が高評価。

教育機関、政府、私企業などとパートナーを組み、実社会での実験体験も積めることも学生の満足度につながっている。


他の有名大学と比べると簡単すぎる入学基準が問題。平均80%で入学可。

「他の大学に行けないからここにという評判通り、プログラムの中にはひどいレベルも。」(学生言)

  

6.University of New Brunswick (Worst 4)

カナダで最も古い歴史のある場所に位置する。 キャンパスは小さいが、良い雰囲気を持つ。


scholarships and bursaries and medical/science grantに相当の低評価。

必要なコースが提供されないことが多いのが不満。

「1,2年目のコースを作るのには一生懸命だけど、その後はすっかりコースが少なくなる。実社会では全く役にも立たない教材を読めと言われ、それを基にプロジェクトやアサインメントをするなど、全く馬鹿げている。」(学生言)

  

7.York University (Worst 9) 

カナダで3番目に大きな大学。

business, technology, and design programs, そしてカナダ最大の psychology department を擁する。


「とにかくストライキが多い。いつも誰かがストをやっている。最近では食事を提供する施設の雇用者がかなり長期間ストをやった。その間、学生は食事に困った。実はストをやっている労働者はこの大学の学生。学生がミールプランに$2,500も払っているのに食事を提供するWorkerがスト。おかしい。」(学生言)

  

8.Wilfrid Laurier University (Worst 7)

アカデミックだけでなく、athleticsが高評価。 University of WaterlooとのJoint program も評価につながっている。

カナダで唯一キャンパス内に’music therapy clinic’があり学生のMental Healthに対応している。


入学基準の低さと、’Party school’としての評判。

「business and economics programsはある程度注目されているけど、他のarts or science co-opの学生は、無視され存在自体も薄い。コースの選択肢もほとんどない。」(学生言)

  

9.Memorial University of Newfoundland (Worst 8) 

カナダ東海岸では最大の大学。


この土地で生まれ育った人以外は、相当孤立した環境だと感じる大学。

  

10.Concordia University (Worst 10)

モントリオールにある大規模大学、46,000名の学生が在籍。

モントリオールは、生活費の妥当さから、学生に住みやすい町と言われている。

education, art and design, communication and media studies, accounting and finance, English literature, engineering, linguistics, and psychologyなどのプログラムに高評価。


「最悪なのはトイレ。ぞっとするひどさ。ここに通う学生は、単にここしか入れる所がなかったから。動機にも欠け、そもそも大学で学ぶ才能やスキルもない。」(学生言) 

_________________________________ 

ふむ。   


深く考えすぎないように、ほんの参考にする程度が、大学ランキングということですね。

一番大切なのは、大学の名前ではなく「自分の適性を伸ばす大学であること。もちろん自分のギフト・適性を入学までには把握しておくこと。」これです。

そして、もちろん、入学を認められるためには高校の良い成績が必要なことをお忘れなく。


留学する時の大学選びは非常に大切であり、しかも難しいです。

そのためにカナダが作っている自由な制度をできる限り利用することをお勧めします。


まずは、入りやすい中堅どころの大学で、しかも多くのコースを擁するところを選ぶこと。

日本の高校でのオール5レベル成績は要求されませんし、高校時代の自分を売り込む「自己評価エッセイ」も必要ないところが多いです。

そこでまずはOne step、色々なコースを試し、自分は本当はどの分野にワクワクするのかを確かめながら、本命の大学に編入すること。


長年の経験から、日本からの留学生には(カナダの高校を卒業し大学進学する人にも)これがベストだと強く感じています。

これまでにこのルートでカナダ大学学位を有名大学で手にした教え子は相当数にのぼることも付け加えておきます。

(University of British Columbia, Simon Fraser University, University of Alberta, McGill University, University of Western Ontario, University of Ottawa, Universities in the US など)

  

カナダ大学正式留学を目指す日本の生徒が学ぶカナダクラブ

2021年12月より少人数の受け入れ再開予定ですので、希望の方はご連絡下さい。

  

カナダにいらっしゃい!

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カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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