大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ:大学ランキングと大学選びに知っておくべきカナダの常識」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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カナダ:大学ランキングと大学選びに知っておくべきカナダの常識

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留学 大学・高校正規留学 2021-10-29 08:28

2022年カナダ大学ランキングが発表されています。

専門のMediaが毎年多様な基準で行うランキングリストを引用して説明します。


が。

勘違いしないようにして下さい。

偏差値を基準とした日本のような順位ではなく、様々な要因に基づき、多角的に見たランキングです。

従って、基準により順位が相当異なる多様なランキングが存在します。


なぜ?

カナダ大学正式留学を目指す日本の高校生・中学生には絶対知っておかないといけないカナダの常識があるからです。


大学入学試験のないカナダの高校生が大学を選ぶ基準は、単なる高校時代のGPAだけとは限らないということ。

小学・中学・高校を通して’Who I am’(生まれ持った自分の能力・適性を知る)を自覚して来たカナダの生徒は、高校時代にすでに’Who I am’に照準を合わせたコースを履修し、適性を確かめ、興味と理解とを深めた分野を、更に専門的に学ぶために大学を選びます。


日本のように「みんなが行くから」「就職には必要だから」などの曖昧な理由は余り見当たりません。

「模擬テストの成績がB判定だから。。。」などの時代錯誤の大学選びをまだもしかしてやってますか、日本では?


カナダの高校生は、「。。。の分野の専門知識・スキルをつけるにはこの大学」と非常に明確です。

ですから、選ぶ大学は「自分と自分の将来を満足させてくれる大学」となるわけです。


一斉の受験なるものを経て「大学が学生を選ぶ」日本と比べ、カナダは「学生が大学を選ぶ」国だとも言えます。


あ、でも、喜ぶのは早いですよ。

「大学を選ぶことが出来るカナダの高校生」には、日本の高校生には想像もつかないような高い能力があります。

学校の成績のみならず、社会での深い体験、将来を見据えた論理的な展望を大学に示すことも避けて通れません。

日本の高校で普通に勉強して来ただけでは足りない、相当高いレベルのクリティカルシンキングとReasoing能力が絶対必要なのがカナダの大学正式入学です。


あなたは大丈夫?

準備学習中ですか? 少なくとも3年以上はかけてくださいね。(カナダ大学正式留学eBook

それでも間に合わないかも知れませんけどね。

(準備学習で困っている方は相談して下さい。カナダ現地からアドバイスします。)


じゃぁ、そろそろランキングのいくつかを紹介しましょう。


Reputational Ranking

(大学関係者、企業に聞いた大学の質と革新性を基にしたReputational Ranking)

(the Primarily Undergraduate, Comprehensive and Medical Doctoral categories を合体したランキング)


(Best Overall)

1. Toronto

2. University of British Columbia (UBC)

3. Waterloo

4. McGill

5. McMaster

6. Alberta

7. Queen’s

8. Western

9. Montreal

10. Simon Fraser

 

(Highest Quality)

1. Toronto

2. McGill

3. UBC

4. Waterloo

5. McMaster

6. Queen’s

7. Western

8. Alberta

9. Dalhousie

10. Montreal


(Most Innovative)

1. Toronto

2. Waterloo

3. UBC

4. McGill

5. McMaster

6. Alberta

7. Queen’s

8. Western

9. Simon Fraser

10. Calgary


(Leaders of Tomorrow)

1. Toronto

2. UBC

3. McGill

4. Waterloo

5. McMaster

6. Alberta

7. Montreal

8. Calgary

9. Queen’s

10. Simon Fraser


さすがにBig Nameが並びました。 学費でも相当のBig Name、例えばトロント大のComputer Scienceだと1年の学費が日本円で600万に迫ります。 (カナダ現地学生の5倍程度)

それプラス生活費、その他諸々かかります。 日本の高校でトップクラスの成績、英語スコアも文句なしの満点に近いもの、学外での的を得た社会活動などが認められると大学からの奨学金の可能性も出て来ます。 自費ではかなり厳しい費用だと思います。


ほとんどの大学はカナダの都市部に位置します。

住宅費の狂ったような高騰、インフレ率が4%を超えるカナダでの日常生活費の高騰などが痛いところです。

特に住居、生活費に関しては、現在UBC, Simon Fraserのあるバンクーバー地域は北アメリカのワーストOne住宅費・生活費がかかる街ですので、それも大きな要素かも。 どれだけ大金をはたいても、アパート一部屋借りるのも難しいのが現状です。 

トロントは住宅費・生活費の高い#3。トロント大を始めとしてトロントに近い地区に位置する大学がランキング中にありますね。

住宅費、その他の生活面での住みやすさランクが高いのはアルバータ州のUniversity of Albertaがあるエドモントン。

上記ランキングで、住みやすい街#4です。

最果ての北の街ですが(寒いです)、大学を中心としこじんまりとした住みやすい街です。

年々上がり続ける学費を抑えたい学生には、入学時に設定した学費が4年間据え置き出来るというプランも提供していますが、どれだけ得をするかはわかりにくいです。

おまけのプラスは、アルバータ州の税金が安いこと。 色々足していく費用を抑えるのには税金が安いのは魅力です。

  

次回は、学生からの評価・満足度を基準にしたベスト・ワーストランキングについて述べてみます。


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