先日、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートへ行ってきました。
演奏を聴きながら思っていたことは、
久しぶりのコンサートだ。去年の2月から行けてなかったもんなあ。
ロビーにたくさんのお客さんが来ていて、賑やかでいいもんだ。
そうそう、弦楽器ってそうやって楽譜をめくるんだった。
管楽器のプレイヤー、こまめに管内の水を抜いているなあ。
ラフマニノフのピアノコンチェルトは音域を広く使っているからかオーケストラみたいな厚みがある。
ドヴォルザークの「新世界より」は管楽器をならすよね。今日も鳴らしている!
そういえば高校1年の時、「新世界より」のカセットを買ったなあ。まだCDプレーヤーを持っていなかったもんなあ。
今年も新日本フィルの演奏が聴けてうれしい。やっぱり新日本フィルが好き。
飯森さんのタクトコントロール、美しい。
この部分にトライアングルを入れるってドヴォルザークは凄い! それにしても惚れ惚れする音色だ。
生演奏を聴いていると音楽のことだけを考え…
なかなかそうにはなりません。
生の演奏を聴いている時にはリラックス状態になるせいでしょうか、いろいろなことが頭に浮かんできます。
ホールに行き、その場の雰囲気に身をまかせる、そうしているとその非日常な時間は何にも代えがたいものです。
そんな時、自分にとって音楽は「不要不急」なものではなく、「生きるためには必要のないもの」ではないとあらためて感じます。
きっと、今同じ時間に、同じこのホールという空間にいて、オーケストラの演奏を聴いていた人達にとっても、この非日常な時がかけがえのない時になっていて、何か幸福感を共有できた気がしました。
尚、この演奏会は競輪の補助を受けて開催されました。
◇新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会
主催:カノラホール(公益財団法人 おかや文化振興事業団)、公益財団法人 日本交響楽振興財団
共催:信濃毎日新聞
会場:カノラホール[岡谷市文化会館] 大ホール
指揮:飯森範親
ピアノ:阪田知樹
曲目:バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ op.11」
ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30」
ドヴォルザーク作曲「交響曲第9番 ホ短調 op.95 《新世界より》」
このコラムの執筆専門家
- 成澤 利幸
- (長野県 / 音楽家、打楽器奏者)
- 成澤打楽器音楽教室
音楽はみんなのもの
楽器の演奏は専門家からのちょっとしたアドバイスによりスムーズに上達したり音楽の奥深さに触れることがあります。ドラムやマリンバ、いろいろな打楽器のレッスンを通して皆さんのお力になれればと思います。
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