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閲覧数順 2024年04月24日更新

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令和5年(2023年)の住宅ローン金利動向(前編)

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 令和4年(2022年)は新型コロナウイルスやロシアによるウクライナへの侵攻、これらに伴うサプライチェーンの分断やインフレなど、過去に経験したことのない過酷な年となりました。

 また住宅ローン関係では世界的なインフレを受けて長期金利が上昇、長期金利の影響を直接受ける全期間固定金利もかなり上昇しました。

 以上の背景を踏まえ、今年も昨年同様、令和5年(2023年)の住宅ローン金利動向を占ってみたいと思います。なお、今回も変動金利と全期間固定金利に分けてお送りします。

 まず変動金利ですが、これはそもそも、銀行の貸し出し金利である短期プライムレートに連動する仕組みになっており、その短期プライムレートはさらに日銀の政策金利に連動する仕組みになっています。

 従って、変動金利の今後の動きを見ていくには、日銀の政策金利に注目すれば良いということになります。そして、この政策金利は2ヶ月に1回程度開かれる、日銀の金融政策決定会合で引き上げや引き下げが決定されます。

 今まで黒田総裁の下では、大規模な金融緩和を継続してきましたが、4月に就任する新しい総裁の下では、インフレや為替の動向を探りながら慎重な判断が行われる見通しです。政策金利が引き上げられる可能性もあります。

 以上を踏まえますと、変動金利は令和5年(2023年)は上昇リスクがあるものの、そこまで大きく上昇する可能性は低いと考えられます。ただし今までのように、返済額が固定金利よりも低いからという容易な理由で、変動金利を選択するのは避けて下さい。

 次回は様々な要因が絡み合う、全期間固定金利の動向についてお送りします。


沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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