- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは!介護経営コンサルティング・介護施設紹介「株式会社アースソリューション」の寺崎でございます。
先日、菅首相と山口公明党代表とで、75歳以上で年収200万円以上の方については医療費負担を1割から2割に引き上げる方向で合意した、というニュースがありました。
実施は2022年10月からを目指すとのことで、本格的に制度改革に乗り出すようです。
私はこの改革に賛成します。と言うよりも「仕方がない」という言葉が本音でしょうかね。
75歳以上高齢者の方には大変申し訳ないのですが、現役世代の負担が重すぎます。
社会保障費も膨れ上がり、制度的にも持続することが大変になってきています。
医療費負担は、やはり75歳以上になると一気に増えます。医療にかかる回数が増え、負担は軽い。今まではそれで何とかなったのでしょうが、もう厳しいと思います。
人間、誰しも年を取り、健康不安がどうしても生じます。何らかの疾患を抱えることとなるのは当然です。
でも、もう制度維持がこのままでは難しくなる。だから、現役世代にも負担をお願いするが、高齢者の方にもお願いせざるを得ない。これは時代の趨勢だと思います。
政府は、投票率の高い高齢層に配慮しているのかしていないのか、どうも忖度している風潮がありました。
しかし、もうそんなことは言っていられません。
私が後期高齢医者になったとき、もしかしたら医療費負担割合はさらに重くなる(例えば現役並みに3割とか)かもしれません。いや、結構可能性は高いと思われます。
高齢になると収入は現役のようには得られず、逆に出費はかさむ。これは確かに厳しい部分があります。
でも、これから人口減少がますます進むわけで、国を維持していくにはやむを得ないのだなと、今から覚悟しています。
やはり、将来には備えないといけません。
以前、麻生財務大臣が「老後を過ごすには預貯金2000万円必要」と発言し問題になりましたが、私は特に間違ったことを言っているとは思いません。
老後を普通(普通の定義は人それぞれですが)に過ごすには、ある程度の資産はないとやはり難しいですよ。
政府与党は、ある意味聖域(票田となり得る高齢者層にとってネガティブな改革)にメスを入れた形になり、思い切った改革になると思います。
しかし政府も、もっともっと無駄を省いて改革を実行してほしいものです。
いまだに解決していないモリ・カケ・桜問題や、政治資金問題等、こんなことをしていたのでは、政治不信はなくなりません。
そして、私達は必ず選挙に行く。これが必要です。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
このコラムに類似したコラム
説明責任 寺崎 芳紀 - 経営コンサルタント(2021/02/11 08:00)
介護施設におけるコロナクラスター感染 寺崎 芳紀 - 経営コンサルタント(2021/02/07 08:00)
2021年度介護報酬改定について~訪問介護~ 寺崎 芳紀 - 経営コンサルタント(2021/01/26 08:00)
介護事業所におけるマネジメント⑤ 寺崎 芳紀 - 経営コンサルタント(2021/01/21 08:00)
中小企業の底力 寺崎 芳紀 - 経営コンサルタント(2021/01/07 08:00)