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植森 宏昌
植森 宏昌
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閲覧数順 2021年10月21日更新

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2021年9月のソニー銀行金利と今後の見通し

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 銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、9月の基準金利は固定金利の数期間が上昇しました。

 まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、9月の他行の金利でも同様だと思います。

 なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。

 ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが必要です。

 一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比横ばいの1.900%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.011%上昇の2.529%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)

 ソニー銀行の資金調達時期にあたる7月下旬から8月上旬にかけては、長期金利が横ばい推移したことが要因と考えられます。

 今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利もほぼ横ばいの展開となりそうです。

 日本中でコロナの感染爆発が広がる中、懸念されていたオリンピックは何とか終了しました。今後は世間の関心が選挙など政局に向かう中、市場では追加の経済対策がどの程度の規模になるか注目しています。

 ここで選挙の関係もあって大規模な経済対策になれば、国債を大量に発行せざるを得なくなり、国債需給の緩みから国債価格が下落、長期金利は上昇します。

 一方で、さらにコロナ感染者が増えれば、株式市場から資金が流入し国債価格は上昇、長期金利は低下します。

 このように考えると、今後も長期金利は横ばいで推移する可能性が高く、9月の他行の全期間固定金利も同様と考えています。

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沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー)


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