- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
(Jun.30)カナダ高校留学最新情報- 来年もパンデミック体制の高校
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明日はカナダ独立記念日Canada Day。
毎年赤と白の装いの人達で賑わうカナダですが、パンデミック下のお祝いはどんな形になるのでしょう?
高校留学に関して2つの痛いニュースです。
1.アルバータ州エドモントン - 来学年から4学期制に (CBC ニュース)
Covid-19パンデミック下の学校は来学年度から4学期制に移行します。
現在は2学期制(9月〜1月、2月〜6月)で各学期4コース履修するところを、4学期制になると各学期(2ヶ月の期間)に2コースに集中するシステムになります。
パンデミック下、生徒間の接触を出来るだけ避けるのが意図とか。
また、9月から一部登校が始まったとしても、次のOutbreak時にはただちにオンライン授業に移行が簡単というのも理由です。
4学期制では生徒たちは午前中に150分のクラス、午後に別のクラス150分を受講します。
約2ヶ月で構成される各学期の最後にはFinal examがあります。
また卒業に必要な州政府が実施するDiploma Examも年4回実施する予定です。
またすべてがオンライン授業になった場合に備えての利点として、2コースづつ受講するオンラインの方が生徒への負担も少なく、教師側もデザインしやすいということも上げられています。
これまでのオンライン授業を調査した結果、4コースすべてをリモートでこなせる生徒極少数であることが判明。
高校生年代の生徒たちでも、強い動機と行動意欲を持ち、4コースのリモート授業に耐えることは非常に難しいと判断した結果の4学期制移行でもあるとか。
州内の他の学区、また他の州にもこの動きは広まると予測されています。
注意!
2ヶ月間150分の授業を毎日受け、課題をこなし、Final Examまでやってのけるという内容は、英語を母国語としない留学生には非常に不利です。
特に主要科目のEnglish, Social Studies, Science などでは多量のReading,Writingが必要ですので、2学期制の場合でもカナダの同級生に追いつくのにひ〜ひ〜言いながら放課後の学習に必死でした。
それがたった2ヶ月の間に授業内容について行き、Examまでこなすのはほぼ拷問、不可能に近いです。
来学年からの4学期制移行を決めたということは、カナダ学校側はCovid-19パンデミックによる教育の大変遷を見越していると意味します。
また、日本からやって来る留学生の処遇より、現地高校教育の効率化をもちろん優先した結果です。
「高校留学がもとの原型を留めないほど変わる」始まりです。
2.BC州のTeen Violence「カップラーメンの熱湯を浴びせる」ことで相手に大怪我をさせたBC州女子高校生 (CBCニュース)
2018年12月にBC州の高校内で起こった女生徒同士のけんかについて、「カップラーメンの熱湯」は武器とみなされると判断されました。
学内とSNS上で行われている女子生徒の2つの暴力を含むグループ抗争が明るみに出た事件です。
Lip injection、Butt Injectionをしたと相手方の女子高校生をののしる言葉がSNS上に蔓延し、首謀者同士が高校トイレで対決。
その際に熱湯の入ったカップラーメンを相手(MVT)に投げつけ、皮膚移植までも必要な大怪我をさせました。
攻撃した生徒(SH)は、その直前に教頭室に走り込み"kick MVT's ass.” と宣言した後暴行に及びました。
すごい。
やくざですね。
Covidロックダウン中には、SNS上でのトラブルも激増しているそうです。
学校がもし始まったとしても、精神的にギスギスした高校生が戻って来るという何とも危ない環境となりそうです。
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もし、未だにカナダの高校留学に戻る予定の方は、上記2つの問題に注目することです。
双方共に、英語の出来ない留学生に相当のマイナス要因です。
まぁ、カナダ現地の高校生同士の対決には、英語力のなさが幸いして仲間には入れないでしょうが、学校内の険悪な雰囲気に巻き込まれないように。
また、このような暴力傾向にある高校生は、得てして有色人種への嫌悪感を持っているケースが多いので、そこにも要注意です。
7月になったら猶予はないですよ。
ただただ世界が変わるのを待っていると完全に乗り遅れ。
Change your future by yourself.
自分の未来は自分で変えること。
潰された夢をPhoenix(不死鳥)のように蘇らせるProjectを開始したCanada Club - Phoenix Projectで最初の一歩を踏み出しましょう。
Feeling lost? Belong to Canada Club.
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このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
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カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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