【実例で見る】コロナショックと積立投資 - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

三島木 英雄
株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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【実例で見る】コロナショックと積立投資

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11年間試験的に続けている毎月2万円の積立投資(2020年5月25日現在)


上の画像は11年間続けている積立投資の現在の成果です。累計で252万程度投資し、現在は345万程度となっています。
2020年の部分がコロナショックを受けた部分ですが-10.6%(-40万)となっていますので、昨年より減ってしまいました。2019年の利益を帳消しにした感じです。致し方なしという感じですが「もしこのお金を今年使う予定だったら?」と考えるととても勿体ないですね。ですので積立投資の場合は確定拠出年金の運用と同じように「使う時期を気にする」必要はあります。


リスクが低いと感じる誤解

まず大前提で理解頂きたいのは「積立投資」はリスクが小さいという間違いです。確かにリスクは少なくなりますが、リターン(利益)も少なくなります。

一番良いのは今回のコロナショック等の安い時に買って、景気が良い時に売る。それが出来れば良いのですが、相場の先行きは手に取るようにわからないので毎月の積立投資で「平均的に購入する」ことでリスクを低く抑えられるのは確かです。また設定さえしていれば毎月自動的に購入されているので、初心者でも始めやすいのは間違いないでしょう。積立投資はリスクが低いと言うよりよりは「初心者でも比較的安心して」開始できる方法だと思います。

長い期間で浮き沈みはある


画像は運用開始からのリターンの推移です。
マイナス運用の都市は3年ありますし、絶対に得するとは限りませんが、運用期間が長いほど「利益で売却できるチャンスは多い」というのは言えるでしょう。

また積立投資の設定は商品を選んで、毎月の投資金額、購入日を決めておくだけで大丈夫です。
毎月の積立額の変更や、購入日の変更もWEBから設定を変えるだけで出来るので手軽。続けている投資信託は1つの商品で分散投資されているバランス型を利用。この商品が良いという訳ではありません。

無難な商品選定と利益確定のタイミング

画像は運用を開始してからの推移ですが、直前で大きく下がっています。そこがコロナショックの部分です。瞬間的ではありますが3年分程度の利益がなくなり、今は2年分位取り戻し現時点1年分くらいの損をしている状態ですね。
ただ、このまま回復を続けるとは限りませんし、今現在の株式などの価格は。実体経済からしたらかなり割高と感じますのでもう一度下がる可能性はありますね。


注意すべきところは、商品選定ですが、昨今ネットで購入できる投資信託はコストが低いものがとても増えましたのでその辺りは昔と比べてとても良くなっています。また、お金を使う数年前から売却の機会をうかがっておける環境も大事です。今回のようなショック的相場に売らざる得ない事だけ避けられれば、長期積立運用のメリットが活かせます。

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