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この家の玄関には、いわゆる玄関ホールのような仕切られた空間はありません。
玄関ドアを開けた途端、家の中が丸見えなのは避けたいので、玄関ドアの先にアイストップをもうけて視線を遮りつつ、右方向を向くと、このようにLDKとつながった大空間が広がります。
コンパクトな住宅では、なるべく廊下や玄関ホールのような一時的にしか使えない空間を減らした方がほかの大事な場所に面積を充てられるだけでなく、空間を共有することで家全体を広くのびのびと感じることができます。
また、家族がいつでもリビングに集まるわけではなく、ばらばらの場所で本を読んだりゲームをしたり・・・それぞれが個々の時間を過ごすことも多いと思いますが、それでもこういった間取りだとなんとなく家族の気配が感じられ、ちょうどよい距離感が保てるのではないかと思います。
また随時この続きをアップしていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
村上建築設計室
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