間取りを見直す。(時代に合わせて) - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

遠藤 浩
遠藤浩建築設計事務所 
埼玉県
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

間取りを見直す。(時代に合わせて)

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 新築住宅・注文住宅
間取りを見直す

設計事務所の創る家は、大概、明るく風通しが良く開放的なものです。
ごく普通の間取と何が違うのでしょう?

たとえば、子供部屋です。
ひと昔前は、子供がすくすく育つようにという思いなのでしょう、家の中で一番陽当たりの良いところに、6帖や4.5帖の部屋をシッカリつくるのが普通でした。

ところが、子供は昼間外で遊んでいることが多く、陽当たりの良い快適な部屋は、陽が差し込む時間帯にはあまり使われません。
更に、子供部屋を居心地の良いドア一枚で仕切られた部屋にしてしまうことで、引き篭りという社会現象にまで発展してしまいました。

そうなると、子供部屋は、陽が当たらなくて、寝るだけの部屋でいいのでは、という考え方にもなって来ます。
南側ではなく北側に配置して、最低限生活出来るベット、クローク、机が置けるスペースを確保します。
子供部屋を小さくする代わりに、隣に南に面した家族室のようなオープンなスぺースを設け、可動間仕切を全部開けると、家族室と子供部屋が一体になり広い空間として使える、という間取りの方がよっぽどいいのではと考え、良く提案しています。

名門高校に合格している子供の家では、居間や食堂のかたわらで勉強している子供がほとんどだとよく言われています。親の目の届くところでの教育が大切なんでしょうね。
というような、

“子供部屋を見直す”

これは、一例です。
私の事務所では、既成概念にとらわれず、時代に合った新しい間取りを考える作業を常に行っております。
更に、

家事動線を見直す

玄関のあり方を見直す

キッチンのレイアウトを見直す

“寝室を見直す”

など、社会情勢、生活形態がどんどん変化していく中で、既成概念にとらわれず、新しい発想で間取りを見直し新たな提案をしています。

設計のご相談は無料で行っております。
こちらまで→ 遠藤浩建築設計事務所

このコラムに類似したコラム

玄関ドアをあけて 村上 春奈 - 建築家(2019/05/20 11:32)

賢い間取り ~ホール・廊下編~ 松岡 在丸 - 建築プロデューサー(2013/04/26 09:00)

ご主人の負け! 杉浦 繁 - 建築家(2012/09/18 21:01)

バリアフリー住宅/今を不便にする必要はない 堀 紳一朗 - 一級建築士(2012/03/06 17:00)

黒那智石のタタキ 遠藤 浩 - 建築家(2011/08/26 23:00)