- 中野 博
- 株式会社エコライフ研究所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
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中野博の話し方教室ブログ
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あえて会話調にする工夫**
ここで、あえて会話口調を利用することをすすめるのは、あがり防止でもあるからだ。
あがらない方法はいくつもあるが、何はともあれ、
普段着の言葉で堂々と話すことが一番だ!
普段着の言葉であれば、リラックできて、話しやすいからね。
ちなみに、普段着の言葉とは、いつもあなたが会話をしている時に使っている
言葉やリズムのことである。
スピーチやプレゼンはひとりで話すために、緊張したりかしこまりすぎてしまうもの。
だからこそ、慣れない人には、あたかも質問を想定しながら話すことがお薦めなのである。
実際に聴衆に質問をし、それに答えたりするような形で話し始めてみたらどうだろう。
たとえば、話の最初に結論を言う。
次に、それを受けてこう言ってもいいのです。
「何を証拠にそう言いきれるのかと疑問に思われるでしょうね。
証拠ならちゃんとあります。これがそうです・・・」。
このように質問が出たと仮定して、それに答えるような形で話を進めていく方法を
取ることで、緊張しすぎていたり、上手く話せず困っているあなたは、ごく自然な
普段着の言葉で無事にスタートできるのではないだろうか。
また、この方法でいけば、話も単調にならずにすむし、率直な、楽しい、会話調の
ものになるのだ。
普段のあなたのままで、あなたが普段使っている言葉で話し始めることが肝心なのである。
そうすれば、あとは、誠実さ、意気込み、真剣さがあなたの味方をしてくれる。
準備は別として、聴衆を前に話す場合に、大切な要素なのは、あなたらしい話し方
プラス内容、プラス見た目なのです。
話し方について熱心に研究し実践しているアメリカにおいても数々の文献や講師によると、
やはりこのことを強調しているのだ。
"本日は多数の肩にご臨席を賜りまして"というよりも、
「きょうはたくさんの方が来てくれてありがとうございます!」と普段着のことばで
心をこめて言ったほうが、素直でいいではないか。