カナダに来たいみなさんへーカナダ面白事情

World Economic Forum （世界経済フォーラム）が「カナダ・驚きの７つの事実」題するビデオを出しています。

へぇ〜そうだったかぁ。

というよりも、その事実から「なるほど、だからカナダの人たちはこうなのかぁ」と納得です。

１．Canada is the world’s most educated country. 55% of adults have a degree.

（カナダは世界一教育レベルの高い国。　55％が大学の学位を有する。）

まず枠ありきの日本の教育制度とは正反対の、個人に合わせた柔軟な教育制度がカナダの特徴です。

大学同士の単位の互換性、融通の効くカリキュラム、学位取得までのスケジュールは個人が決めることが出来る（例：60単位ほど取得後いったん社会に出、数年後大学に戻る、も、あり。別の大学に戻る、も、あり。）、従って社会と大学と行ったり来たりし、どんどん上の学位を目指す人も多いのがカナダの特徴です。

正式な大学単位、また学位も取れるオンラインコースも充実し、誰でもが「勉強したい！」と思える社会環境があります。

オンラインコースも、開始時期は自由に決められる場合も多く、日本のカチカチの制度とは比べ物になりません。

自由度が高いカナダの大学ですが、難易度は非常に高いので、大学卒業している人の知的レベルの高さは明らかです。

その人達が55％を占めるのが、カナダです。

また、カナダの教育制度と、知的なカナダ社会への仲間入りを目指す優秀な移民たちが世界から集まる国ですので、柔軟、自由、多様性の入り混じる独特な国となっています。

２．Canada’s population is smaller than greater Tokyo’s.

（カナダの人口は東京首都圏の人口より少ない。）

地図を眺めて見て下さい。

あの広大なカナダの国土に、東京首都圏の人口が散らばっています。

北部は気候が厳しすぎるので、主にはアメリカ寄りの場所にカナダの人口は固まっていますが、それでも広いです。

スペースは限りなくあります。

（大平原に住んでいる私の家からは、隣家ははるか遠く、1キロ先に見えます。）

狭い環境に多くの人が暮らす日本では、自ずと競争心が芽生えてしまいますが、広大な自然に囲まれ、人口の少ないカナダでは、お互いにやさしく、助け合いの精神が存在します。

マイナス30度になる極寒で、いがみ合っていては命がなくなりますからね。

３．Canada has more coast line than any other country, with 202,080 kilometers in total.

（カナダの海岸線の長さは世界一。）

４．Parts of northern Canada has low gravity than the rest of the world.

（カナダ北部には世界の他の場所より重力が低い所がある。）

５．Canada has the third largest proven oil reserves in the world.

（カナダは世界３位の石油備蓄量を有する。）

６．The province of Ontario has 250,000 lakes containing 20% of the world’s fresh water.

（オンタリオ州にある25万の湖の淡水は世界の淡水の20％に当たる。）

３，４，５，６はすべて、カナダの恵まれた自然環境です。

そんな自然の中で暮らすカナダの人たちは、実に一生懸命人生を楽しみます。

ちょっと休みがあるとキャンピングカーに乗って、家族で山に、湖に繰り出します。

広大な自然がすぐ目の前にあり、毎日があくせくしていない分、穏やかで感情を表に出さない人が多い気がします。

自然環境を守ること、地球で共存する動物たちを守ることにも積極的な人が多いです。

７．Canadians consume more doughnuts than any other people on Earth.

（カナダ人は全地球で一番ドーナッツを食べる国民である。）

ははは。

Tim Hortons’s というカナダの有名なドーナッツチェーンはいつも人でいっぱいです。

そのためか、肥満傾向の人が最近随分増えたのが少々残念ですが。

日本から来た私には Tim Horton's のドーナッツは甘すぎて食べられないので、コーヒーだけを買いに行きます。

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World Economic Forum のおかげで、カナダ人の素顔が少し垣間見えたと思います。

ただし、これは総評。

どこの国にも、いい人、嫌な人がいるように、カナダも例外ではありません。

突然、教育レベルの低い、人種差別主義者で、自然の中に出かけるのはハンティング目的だけ、なんて言うカナダ人に出会うことがあっても驚かないように。

そんな時にも、自分の尊厳を守りながら対処出来るよう、準備と心構えをしてカナダに来てください。

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