法的にこの住宅はコンクリート造になるのですが、部分的にコアとしてコンクリートにしているだけで、外周部は木造になってます。
なぜ全部コンクリートにしないかというと、コストアップになるからです。じゃあなぜ全部木造にしないかというと、このプラン(空間)が成立しないからです。
というわけでコンクリートと木造の混構造にしました。
コンクリート部分は、母の寝室と水周り、子の家全体となってます。このコンクリートのコアは地震に耐える為のものです。つまり母にばかり囲まれて守られているかのように見える子の家ですが、実はこの家の大黒柱として、一役も二役もかって家を守っているのです。またまたもう1つの仕掛けです。
実はこの住宅は将来2階建てになるように構造計算もしていて、すでにプランも出来てます。家族が増えても対応できるようになっているのです。とりあえず平屋なんです。最後の仕掛けとなります。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 新
- (建築家)
- 納谷建築設計事務所
「Why」を突き詰めると、家の本当の役割が見えてきます
例えば「ここに窓が欲しい」と思う気持ちは、記憶の産物でしかありません。欲しい「why」を突き詰め、家作りで答えを出すのが僕らの仕事です。家への思いを遠慮せず話して下さい。楽しくて新しい家を一緒に作っていきましょう。※僕が納谷兄弟の弟です
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