- 中西 優一郎
- 弁護士法人アルテ 代表弁護士
- 兵庫県
- 弁護士
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06-6435-8309
対象:離婚問題
- 岡野あつこ
- (離婚アドバイザー)
浮気相手はお金がないので支払えないと言っています。慰謝料の請求はあきらめるしかないのでしょうか。
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配偶者(夫又は妻)に浮気・不倫をされたら、裏切られた代償としてせめて不倫相手に対して、慰謝料請求の裁判でも起こして、出来る限り不法行為の穴埋めをさせ、自身の感じた悔しい気持ちをわずかでも晴らしたいと思うかたが多いでしょう。
では、浮気相手に慰謝料を請求したら、浮気相手からお金がないので支払えないと言われた場合、どうすればいいのでしょうか。
慰謝料の請求はあきらめるしかないのでしょうか。
慰謝料の分割支払い
自分の配偶者と浮気などの不貞行為を行った相手に対しては、慰謝料を請求することができます。
相手に収入や資産がなければ、すぐに全額を支払ってもらうことは難しそうですが、「収入がない」と言われたからといってあきらめる必要はありません。
収入や資産がまったくない相手から慰謝料を支払ってもらうひとつの方法は分割による支払の合意です。
初回の支払いである程度まとまった金額を支払ってもらい、残額を毎月一定額ずつ支払ってもらうようにします。
分割支払の場合は、公正証書を作成しておくとよいでしょう。
公証証書を作成していなければ、相手が支払いをしなかった場合、訴訟をしないといけないので、時間と費用がかかります。
したがって、相手が将来就職した場合などに、給与やめぼしい財産を直ちに差し押さえたりすることが可能なように公正証書を作成します。
相手に収入がないからといってあきらめることなく、弁護士に相談するなどして、やれるだけのことはやりましょう。
慰謝料の請求を成功させるためには、請求方法やそのノウハウが重要となりますので、まずは、慰謝料に詳しい弁護士に相談してみるのがよいでしょう。
浮気・不倫相手に慰謝料請求したいと思ったら?
不倫相手に対しては、一般的には、まず、慰謝料の支払いを内容証明郵便等により請求して、交渉します。
相手方が不倫を否定し支払いに応じない場合、金額が合意に至らない場合等には、裁判をするかどうか検討します。
裁判は、時間と費用がかかり、負担が大きいので、証拠関係を精査し、訴訟提起した場合の勝敗、金額の見込み等を十分に吟味して慎重に判断する必要があります。
相手に請求する前に証拠を確保しておく
また、相手に請求していく際は、事前に不倫の証拠を確保しておきましょう。
相手が不倫を認めない可能性があるからです。
不倫(不貞)行為では、メール、LINE、ホテルのレシート、クレジットカードの明細等が考えられます。
また、有力な証拠がない場合は、興信所等、調査会社に依頼して不倫(不貞)行為の現場の証拠を確保することも考えられます。
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このコラムの執筆専門家
- 中西 優一郎
- (兵庫県 / 弁護士)
- 弁護士法人アルテ 代表弁護士
企業法務から身近な法律相談まで幅広く対応いたします。
弁護士法人アルテ代表弁護士。東京大学法学部卒。企業法務に従事し、労働問題(会社側)に精通。著書「外国人雇用の実務」(同文舘出版)。ラジオ番組出演(FMあまがさき「中西優一郎のLaw and Order」)。商工会議所、大学、企業での講演・セミナー多数。
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