男女の脳の違いを知る
『女性は複雑で男性は単純?』― 物理的な違い
脳の重さは、生まれたばかりの赤ん坊の時、男女差はほとんどないようですが、
大人になると男性は1350~1500グラム程度、女性は1200~1250グラム程度になります。
因みに、脳の大きさや重さと知能の高さとの因果関係は全く無く、
20世紀最大の物理学者、アルベルト・アインシュタインの脳の重さは、1230グラムとむしろ軽いほうだったようです。
女性の脳は男性よりも小さい分、高度に網羅した神経組織により、少ないエネルギーで複雑な仕事を能率的にこなしているのかもしれません。
『女性がおしゃべりな理由?』― 構造の違い
男女の脳の構造で代表的な違いは、右脳と左脳をつなぐ脳梁の形と大きさです。
男性の脳と比べ、女性の脳は左脳と右脳を連携している脳梁が太く丸みをおびているのです。
米ベンシルバニア大学の神経学医ラギニ・ヴァーマ氏の研究によると、男性の脳神経は前後への結合が強く、女性の脳神経は、左右のへ結合が強いことが判明したそうです。このことは、男女の会話の違いに大きく反映されています。
男性は、ほとんど言語中枢のある左脳だけを使って会話をしているため、情報のやりとりを主体とした内容を話します。
また考えてから話すので、会話が途切れたり、沈黙する事も多々あるのですが、何かを追求したり、議論したりすることは好きなのです。
これに対して、女性の脳は、左右への脳神経の結合が強いので言語に加え、感情も織り交ぜて表現するという特徴があります。
見たこと聞いたこと、今思っている感情を思いつきで、そのまま言葉にして、話しながら結論を探るというスタイルです。
男性の会話が一つのことをじっくりと話すのに対して、
女性同士の会話は其々、同時進行で発せられるため、男性からしたら、取り留めもなく感じられるというわけです。
『女性はストレスで喋るが、男性はストレスで黙る』
ストレスに反応する扁桃体(へんとうたい)は、脳の左右にあります。
男性はストレスを感じると、怒りに反応しやすい右側の扁桃体が活発になるため、運動で発散させたり独りになりたがる傾向があります。
ですが、女性はストレスを感じると、感情に反応する左の扁桃体が活発になるため、女友達とのお喋りに講じるのです。
だからストレスを感じると、男性の方が一人で抱え込み体調を崩してしまうことが多いようです。
ストレスで痩せる男性に対してストレスで太る女性が多いのも頷けるような気がします。
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