先日、ある情報番組で、浮気をしたことがある男女へのアンケート結果を放送していました。
Q:その浮気相手は誰?
ベスト3の中に、男女とも「会社関係の人」が入っていたのは想像通りでしたが、男性の第2位が「出会い系」(約25%)だったのに対し、女性でそう回答した割合は約7%でした。出会い系で浮気をする男性がいたら、必ず対になる女性がいるのになぜ男女でこんなに割合の差が出るのか?
私は「浮気」の定義が男女で異なるからではないかと思います。
おそらく女性は、出会い系での出会いを「浮気」に分類したくないのではないかと思うのです。
「女性の浮気」というものに対する世間の見方は男性のそれよりずっと厳しいですからね。
ではどこに分類するのか。
ちなみに女性側の第1位は「友人・知人」というものでした。
つーか、結婚していて異性の友人・知人って誰だよ!と思いませんか??
実は、これが男性が分類するところの「出会い系」なのではないかと思うのです。
「そりゃ、出逢いは出会い系だよ。でもそれから気が合ってちょいちょい会っているからもうお友達なの」
と女性の中ではなっているんですよね。
そしてもう1つの分類は。
男性にとってはショックかもしれませんが
「出会い系での数回の関係なんて浮気にすら入らないですから」
というもの。
出会い系で会った相手を「浮気相手」で括る男性と、浮気という言葉を他の関係性に言い換えたり、なかった事にして認めない女性。
このようにして考えると、男女のあれこれが時代を経てもまったくなくならないのは、こうした男女間での事象における『認識』の違いがどうしてもなくならないからなのかもしれないですね。
このコラムの執筆専門家
- 小日向 るり子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- フィールマインド 代表カウンセラー
感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。
会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。
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