内閣府は3月下旬、性暴力や配偶者・交際相手によるドメスティックバイオレンス(DV)の現状について調べた「男女間における暴力に関する調査」の結果を公表した。
調査は1999年より3年ごとに実施。今回は2017年12月、全国の20歳以上の男女5000人を対象に調査し、女性1807人、男性1569人からの回答より
■配偶者からの暴力の被害経験
回答者の約4人に1人は配偶者から暴力を受けたことがあり女性の約3人に1人、男性の約5人に1人は、配偶者から被害を受けたことがあり、女性の約7人に1人は何度も受けているという結果となった。
■交際相手からの暴力の被害経験
女性の約5人に1人、男性の約9人に1人は、交際相手から被害を受けたことがある。
■同居する交際相手からの暴力の被害経験
女性の約6割、男性の約3割は、同居(同棲)期間中に被害を受けたことがある。
~▼ドメスティックバイオレンス・モラルハラスメント問題 より~
■DVサイクル
【蓄積期】
爆発期に向かって内面にストレスを溜めている期間。自分の身の回りの状況や相手をコントーロルしたい、支配下に置いておきたいという願望が満たされない事に対して、ストレスを溜めている時期になります。穏やかだった安定期の後に些細な事で怒るようになったり、神経質になってくる期間です。
【爆発期】
溜め込んだストレスが限界がくると、突然 暴力を振るい始めます。突発的なので予測する事は難しく、暴力の衝動を抑制出来なくなっているので大変危険です。相手の態度や行動など自分の思い通りにならないストレスを発散している期間なので、相手に対して暴力などを駆使して、自分の思い通りに行動するように強要する期間です。そして、今後も自分の思い通りにコントロール出来る様にと恐怖心や無力感を植え付ける期間でもあります。
【安定期】
暴力によってストレスが発散された状態。安定した精神状態の為、安定期と呼ばれています。また、ストレスが発散された事により、優しくなり「もう暴力は振るわない」と約束したり「悪かった」などと謝罪したりするので、ハネムーン期とも呼ばれています。
■DV被害者心理
暴力の後には、優しくなり謝罪したりする事もあるので、「いつか分かってくれる」「本当は優しい人」と思ってしまいがちです。暴力への恐怖という精神的な興奮状態と、安定している時の優しさが交互にやってくる事により、被害者にも精神的な依存の状態が発生してしまいます。また、暴力への恐怖や逃げる事の出来ない状態により、次第に「私のせいだ」「私が怒らせてしまったから悪いんだ」という理解に囚われてしまい、被害者である意識が欠如しがちになります。
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このコラムの執筆専門家
- 坂井 利行
- (神奈川県 / 探偵)
- プライベート・シャドー 代表
探偵・調査業務の経験から各種解決策をご提案させて頂きます。
探偵という職業柄、浮気調査などのご依頼を数多く手掛け、不貞行為による離婚問題の証拠収集を得意としております。また、人捜し・ストーカー・詐欺・お子様の非行問題の案件や盗聴盗撮関連などのご依頼も多く手掛けている事より、防犯分野もお任せ下さい。
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