- 石川 智
- オフィス石川 代表
- 高知県
- ファイナンシャル・プランナー
対象:老後・セカンドライフ
退職世代と金融リテラシー~「退職後のたのしい生き方セミナー@佐川」での講師を終えて
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平成28年1月30日(土曜日)、高知県高岡郡佐川町にて、
「退職後のたのしい生き方セミナー」
が開催されました。
私も講師として、
「退職後の生活には、どれくらいお金が必要なの?」
というパートを受け持ちました。
このセミナーは高知県社会福祉協議会・生きがい推進課が主体となって行われていますが、26年度から本格的に取り組み始め、今回のような「高知市外の市町村」で開催するのは初めての経験でした。
開催にあたり、地元の佐川町社会福祉協議会さまに集客を担当していただき、30日には佐川町を中心に約20名方にご参加いただきました。
セミナーは、
生きがい推進課と委員会で作り上げた「ちょっと早めの退職準備ノート」の書き方のパート
退職後も健康の不安なく暮せるようにするパート
私のお金のパート
の三部構成でしたが、参加されている方の意識の高さに嬉しくなりました。
で、恒例であり、必死の(苦笑)「情報交換会と言う名の懇親会」も佐川町のお店で行われ、実際に参加されていた方のお話をお聞きする機会もありました。
実はこの「懇親会」が私としては一番楽しみにしていたことでした。
不謹慎かもしれませんが、なぜかと言うと、こうした生の声にこそ、われわれがしなくてはいけない事へのヒントがあるからです。
今回も気付きが沢山ある懇親会で、段取りをしてくださった佐川町社会福祉協議会の田村事務局長、麻田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
高知県以外の地方都市にもいえることかもしれませんが、このような「退職予定者」に対する、退職後の暮し方セミナーのようなものは、大手企業や行政などにお勤めの方以外が、普通に勉強できる環境にはありません。
そしてそのまま高齢期を向かえてしまうと、例えば、「健康とお金」の不安が生まれたとき、その方がそれ以後の人生にどう工夫するかを考えるヒントすらないわけです。
私の専門分野である「お金」のことでお話知ると、最近でこそ、金銭教育が学生時代に学べる機会が増えてきたわけですが、いったん就職してしまうと、その人の「就業環境」次第で、金融リテラシーが身につくかつかないかが決まるといっても過言ではありません。
その「結果としてつかなかった」例の極端なケースが、高齢期での下流老人化や、老後破綻でもあるわけです。
「たのしくセカンドライフを送るための準備」なんて、なんだか照れくさいかもしれませんが、実は、この延長線上に、不安なく高齢期を送ること、つまり、充実した「終活」があると思います。
ですから、今後も地道にこのような「50代~60代前半」の人への金融リテラシーが身につくようなセミナーや講座が必須であると思います。
これをご覧の行政機関や、福祉関係者の皆さん、ぜひとも「50代~60代前半」の人への金融リテラシーが身につくようなセミナーや講座を開いてください。
私も講師としてそのお手伝いもさせて頂きます。
それではまたお会いしましょう!
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