テキトー感は見る人に伝わる - 写真撮影レッスン - 専門家プロファイル

宮本 陽
And EM アンド・エム 代表
兵庫県
カメラマン

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宮本 陽
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宮本 陽
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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テキトー感は見る人に伝わる

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「見る人の環境がまちまちだから、公開側は別に色も明るさもテキトーでいいや。」

といった意見があった。


確かに、webに画像を公開して見ていただく以上、見る側の環境は千差万別。

故に、公開側が意図した絵と同じものが再現されている可能性は低い。

ここまでは周知の事実であるし、公開側もそれを知った上で公開しているはずだ。


それならば、「公開側は思い通りの再現がなされないからいい加減な絵作りでも良い。」のだろうか。


個人の趣味Blogならそれでも良いだろうし、ご自身が納得している限り何も問題はない。


しかし、よく考えてみたいのは、「テキトー感」とでもいうのか、いい加減な感じは伝わるということ。

似たようなシチュエーションで撮影された絵であっても、都度、明るさも色もまちまち。

同じ被写体が複数枚掲載されているのに、どれも全て色が違う。

しかも、それぞれ意図的に色彩や明るさを変化させたのではなく、単なるバラツキと思われる差異...。



統一感、というのはこんなところに滲み出る。

料理人が、「食べる人の味覚はそれぞれ違うから、作る側も毎回まちまちでいいや。」

と、やってしまうとリピーターは得られないし暖簾は続かない。


見る側の環境を論じる以前に、自分は何を表現し何を伝えたいのか?

この部分が抜け落ちているケースが、色々なフィールドで増えてきたように感じる。



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