高度成長期時代に建設ラッシュだったマンモス団地での孤立死が近年問題になり、エレベーター設備の無い上階に住む独居老人は、外出がままならない状況になっています。
関東で有名なマンモス団地といえば
・高島平団地
・常盤平団地
・ひばりが丘団地
・多摩ニュータウン
・赤羽台団地
・みさと団地
・草加松原団地
などがありますが、ほとんどが近年の同フロア廊下アクセス型ではなく、階段室型なので、エレベーターの後付設置が難しい構造になっています。
廊下アクセス型のマンションであれば、玄関ドア付近の居室の電気など生活の気配を感じることができますが、階段室型は1階から様子を見ない限り生活状況が分かりません。
独居老人の孤独死は、圧倒的に階段室型マンションの住人に多く、頻繁に民生委員さんなどによる訪問が無ければ室内で元気なのか病床について家事も全く出来ない状態か外部に知らせる術もありません。
私が生まれた草加松原団地は老朽化が進み、都市再生機構 (UR) による建て替え事業が進んでいます。
民間のマンションなどにおいては、警備会社と提携して、ドアや窓のセキュリティをはじめ、住戸内で緊急ボタンを押せば駆けつけてくれるシステムがあるので、独居老人がお住まいの部屋にも有効利用されると良いですね(^^)
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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