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閲覧数順 2017年07月23日更新

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Dr.倫太郎 4 箱庭体験記

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恋愛心理 自己受容

前回の倫太郎のブログで
本当に辛い想いは、人に話せなかったりする」


の話に出たM子さんは、無事に出産できたそうです。
ただ、問題が起きて、自然分娩では無くて、急きょ帝王切開になったそうで、しかも途中で麻酔が切れてしまって、酷く痛い思いをしてしまったそうです。
でも無事に産まれてなにより。まぁこれからも大変なのですが。





倫太郎先生の診察室に、棚があり、その中に動物などのおもちゃが置かれています。

そしてテレビでは良く分からないかも知れませんが、砂を入れた箱も横に置かれています。

これは箱庭療法という心理療法に使われるものです。



箱庭療法とは、クライエントの方が、砂の入った箱の中にミニチュアを置くことによって、言葉では伝えきれない自分の内面世界を表現し、それを深く体験することによって、症状を消失させたり、対人関係を改善させたりするという狙いを持った心理療法です。

私も中学校の相談員をしていた時に、相談室に設置してありました。
特に子供など、心の内面を上手く言語化できなかったり、自分でも何を感じているのか分からない方などに、今の気持ちを言葉以外で語って頂くために有効な方法です。


箱庭初体験
私自身が、医療心理学院という研修施設で、最初に箱庭を体験した事を書いてみたいと思います。

箱庭の箱は、縦57cm、横72cm、高さ7cmの決められたサイズの箱の内側を青く塗り、砂を入れたものです。

その箱に、心の赴くまま、その場に用意されたおもちゃを置いていきます。

おもちゃは、動物、人間、建物、想像上の怪獣や正義の味方、乗り物など色々なバリエーションがあった方がイメージが膨らむので良いのですが、特に決まりはありません。治療者が集めたおもちゃを準備します。

特に時間制限もありませんが、基本、普通は治療者がそばにいて、置かれていくのを見守ります。


最初は私も戸惑いました。心のおもむくままとは言え、大人になってから「心のおもむくままに、おもちゃを砂場に置いていく」なんて、やったことありませんから。

さーて、どうするかな?と思いつつ、砂をサラサラ撫でながら気持ちを集中していきます。
この砂の感触もとても気持ちの良いもので、砂の感触だけでも癒し効果があるとされています。

心のおもむくまま、何も考えずに動物を置いて見ます。

なんとなくもう一つ。

すると不思議なものです。どんどん置いていく物を、自然と手にとって配置していくようになります。

頭で、こんなイメージのものにしようなんて思っているわけではないのですが、プラレール(おもちゃの列車)のレールを砂に何本も埋め込んで、ドームの骨組みのような建築物が出来上がっていきます。 


ドームの真ん中の砂を掘り出し、砂の底の水色を出します。まるで池のようです。

その骨組みの間に、なぜか首の長いキリンのおもちゃを何対も規則的に配置しました。
まるで、池の番人をしているようです。

拍車がかかったように、まるで、自分ではない何者かに導かれるように砂場に物が置かれていきます。
最後に戦隊物のヒーローを手に取り、砂に置きますが、しっくりこないので、半分だけ砂に埋もれた状態にしました。


そしてなんとなく、これで終わったという感覚で、満足したのです。



作り終えた作品を、担当の先生に見てもらいます。
先生も「ほぉーっ」とか「ふんふん」みたいなリアクションだけですが、何かを分析されているようです。

実際心療で箱庭を行う時も、治療者は、その場で特に分析的な言葉は言わないことが多いです。
気になる部分に関して、「これは何か意味があるの?」とか「これは何をしている場面なの?」と質問はしたりします。



やり方にもバリエーションがあって、相談者と治療者が、交代で一つずつおもちゃを置いていくやり方もあります。
それはまるで囲碁のゲームのように見えますが、段々2人の息が合って行くように、相談者の気持ちを汲んで、治療者は次に置くおもちゃとその配置を感じながら置いていきます。


クライエントさんが、なんとなくクライエントさん自身の象徴であるかのような人形を置いて、それがとても孤独で寂しそうだったら、治療者はそっと、その人形を見守るように、人形の脇に治療者自身をあらわす別の人形を置いたりして、無言のうちに「一人じゃないよ」というメッセージを伝えたりするのです。

色んな意味で、奥深い心理療法です。




さて自分の作品に関して、自己分析をしました。

箱庭において、箱の地色である青い部分は、池や海として表現できますが、それは「無意識の領域の象徴」とみなされます。

私の場合、池の周りを鉄骨かのような骨組みが張り巡らされています。

おそらく自分の無意識が骨組みで補強したり、ガードしているのでしょう。

しかもその周りを、番人である首の長いキリンが取り囲み、異常が生じていないか、問題がないか?無意識を常に見張っているようです。

 

自分では、もちろん作っている時は分かりませんでしたが、我ながら、自分の無意識の部分を恐れていて、自分の知らない所で、不意に意識していないような行動をしないように見張っているようなところがあるなぁと感じました。

メタ意識と呼ぶのですが、自分がどんな事を今考えているか?と自分を見張って監視している、もう一人の自分の意識があるのですね。
言い方を変えれば、「常に常識的な行動をしていなければいけない」と堅苦しいところがあったのです(もちろん意識では注意をしていてもミスをしたりアホな言動をしてしまうことはあるのですが)。

ヒーローが砂に半分埋もれています。
これは、自分が気をつけていることとして、周りの人たちに気を使い、場の空気を読んで、平和を保っていたいという気持ちがあるのです。
ある意味それは「ピースメーカー」でありヒーロー的な立場とも言えるのですが、そんなに他人を優先して考えていては、自分を殺しておかなければならなくなります。

 


つまり自分で自分を生き埋めにしてしまっていたのですね。





このように、自分でもほとんど意識していない自分のことが、砂の上に表現されるのです。
言葉にしなくても、カウンセリングは出来るのですね。

残念ながら、今の私のカウンセリングルームには、まだ箱庭は用意されていません。
いつか少しずつおもちゃを集めて、箱庭をやりたいと思っています。

ただ、箱庭に代わるものとして、クライエントさんが撮ってきた写真を材料に使う事はできます。
幸い、携帯やスマホの普及により、手軽に誰でも、撮りたいときに写真が取れます。

クライエントさんが無意識下で気になった物や風景を写真に撮り、そこから言葉にはならない、その方の心情を扱う事はできます。

そんな方法もあるのです。


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