- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
就職後に訪れるのが、生涯の伴侶に出会えるか? が人生のリスクとして浮かび上がります。
■人口動態総覧 平成26年
平成26年人口動態調査による推計(厚生労働省)によれば、平成26年に結婚した方達は49秒に1組で649,000組です。ちなみに同年の離婚は2分22秒に1件発生すると推計されています。日本の人口125,517,000人と推計されているので率では5.2%に当たります。
■ 婚姻件数及び婚姻率
下図は婚姻件数及び婚姻率の年度推移です。(厚生労働省人口動態統計の概況より)
統計によれば婚姻率の最高は終戦2年後の昭和22年の12%で、平成26年には5.2%迄低下しています。団塊の世代は昭和22年生~昭和24年生の方達を指しています。
最高の婚姻数はこの年以降に生まれた方達が結婚した年代の昭和47年で、1,099,984組でした。平成26年は643,740組に減少しています。
■婚姻率の国際比較
現況の婚姻率を国際比較で見ますと、日本の婚姻率はアジアでは低いのですが、ヨーロッパの各国と比較すると高いほうでスウェーデンに次いだ数値です。離婚率ではフランスよりも低い1.77%です。お隣の韓国や、シンガポールよりも低い数値です。
合計特殊出生率は、フランスが2.01と表の国で唯一2.0を上回っています。
■初婚の妻の年齢
社会の晩婚化がメディアで取り上げられます。下図は、初婚の妻の初年齢の婚姻数に占める割合を示したものです。確かにピーク年齢が上がっています。
ただ、ベルカーブの頂点が下がり、山のすそ野が広がっていると受け止めることも出来ます。ピークが無くなり、様々なライフステージの中で、ご自分にとって適切な時期を選べる現代の方がより人間には優しい時代と筆者は考えています。
出生率を上げるには、スウェーデンのように子供を産みやすい社会が必要かと思います。
図の右に夫と妻の平均初婚年齢の年次推移を示します。平成26年の初婚者ピーク同士の年齢は、夫31.1歳、妻29.4歳でより同じ歳同士の結婚が増えていることが予想できます。
文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
FPプラス投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
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【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
宅地建物取引主任者
登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーとは
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
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