- 澤田 勉
- 保険比較ライフィ
- 東京都
- 保険アドバイザー
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
ご存知の通り、サブプライムローンの問題で不動産市場が冷え込み、
急速に資金調達が難しくなったことが原因です。
ただ、どこの大手も前期黒字です。
アーバンコーポレイションに至っては、前年度「過去最高益」を
記録しています。
いわゆる「黒字倒産」です。
ではなぜ、黒字倒産は起こるのでしょうか?
端的に表現すれば
「決算書上は黒字でも手許現金が不足した」ということです。
・利益が売掛金の状態になっている。
・過大な在庫を抱えている
この二つの要因で起きます。
昨今のデベロッパーの倒産は在庫が多くなってしまったことが
原因だと推測されます。
昨年までは不動産ミニバブルで、多くの物件開発を手がけたが
昨年末より急激に物件が売れなくなり、現金化できなかったわけです。
金融機関も先行きの見通しが不安になったため、融資をしなくなったのでしょう。
これは中小企業でも同じことが言えます。
「売れると思って仕入れたものが予定以下しか売れず、現金化できない」
「〆支払いのバランスが悪く、仕入れの支払が先、売上の入金が後になってしまう」
こんな場合、資金ショートを起こします。
その原因は「キャッシュフロー経営」をしていないことが要因です。
極端なことを言えば
どんなにすごい赤字でも手許現金が充実していれば倒産しません。
ですので現金の動きを常にウォッチし、手許現金が不足しないように
注意をすることが必要です。
また、すぐに流動化(現金化)できる含資産を蓄えることも有効です。
●現在当社では「財務強化支援・個別セミナー」を開催しています。
次回日程は10月6(月)・7(火)・8(水)の三日間です。
すぐに流動化できる含み資産の有効な形成方法も伝授いたします。