「こう言うお店って、私のような小さい子供がいる人には助かるわ~」
3歳くらいの小さな女の子を連れた若いお母さんが、こう言いながらその店の中を覗いていました。
彼女がのぞき込んでいたのは、最近流行の来店型保険ショップです。
生命保険と言えば昔は、保険のセールスマンか、保険のおばちゃんから説明を受けながら契約するのが当たり前でしたが、最近ではインターネットで契約したり、この店のように、お客様が店舗に来店し、色々な会社の商品の中から契約をしたりする「来店型保険ショップ」が増えてきました。
私は、以前このような来店型保険ショップの立地分析の仕事をしたこともあったので、ちょうど良い機会と考えて、その日は、来店型保険ショップをいくつか見て回ることにしました。
保険ショップは、ここ数年で急激に店舗数を増やしてきています。そこそこの規模の駅近くや、大型商業施設などには、どこかしこの保険ショップが必ずあると言っても過言ではありません。もちろん、コンビニエンスストアほどの店舗数ではありませんので、街角のあちこちにあるというわけではありませんが、最近では、駐車場付きの郊外型、繁華街の路面型の店舗も増えてきています。
ところが、この保険ショップって、たくさんのブランドがあるんだけれど、それぞれの「違い」って、よくわからないのです。
なので、どこに相談に行けば良いのかがなかなかわかりません。
例えば、コンビニの場合は、お弁当や唐揚げやコーヒー、またプライベートブランド商品やポイントカードなどで一生懸命に差別化を図っています。なので、その違いを店頭で確認することができるのです。
しかし、保険ショップって、看板は違っていても、他の保険ショップと同じ商品を扱っていることもあるし、その場合でも価格は同じだし、違いって説明してくれるスタッフの違いくらいしかないような気がしてしまうのです。
いえ、その違いはきっとあるはずです。でも、私のような素人には、中味がどう違うかなんてまったくわからないのです。
さらに、保険ショップは、コンビニのように、ふらっ~と入ってみて、ひやかしをするのにも勇気がいります。
いくら彼らが「お気軽に覗いてみて下さいね」と言っても敷居は高いのです。
いくら店舗デザインを明るく、ロゴマークを丸文字にしても、そう簡単には敷居は低くならないのです。
彼らもそれは、よく承知しているようです。
だから、立地場所やファサードデザインや店頭のPOPなど、色々と工夫をしています。
その工夫のひとつが、「キッズコーナー」の設置なのです。
この「キッズコーナー」ですが、出店場所の商圏から、小さなお子さんがいるご家族をターゲットにしている場合は、とても有効でしょう。
それは、何も住宅地や郊外のショッピングセンターだけではありません。都心の店舗でも、かなり有効な設備でしょう。
そして、それをこの店のように「店外に」しっかりアピールすることはさらに有効です。
このショップの店長、なかなかのやり手ですね。
さて、「キッズコーナー」ですが、何店舗かの保険ショップを見たところ、どこのショップでも標準装備しているというわけでもなさそうです。スペース的に苦しい店もありますからね。
でも、これがあるだけで、「ちょっと寄っていこうかな?」と言うママさんはけっこういるようです。
これって、近くの他のショップに対して、ちょっとしたアドバンテージになるかも知れませんね。
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