ぐずる子どもを脅さないで、抱きしめてあげて。 - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

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ぐずる子どもを脅さないで、抱きしめてあげて。

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プロとして生きる! キャリアを磨こう

この時期、人の移動が多く、
自分の意志とは無関係に、大人の行動に従う子どもたち。
限界まで、我慢させると起こるのが「癇癪」や「ぐずり」。

そんな子どもたちを見て、多くの保護者は、

「そんなに泣いていると置いてくよ」とか、
「勝手に泣いてなさい」と取り合おうとしないとか。
脅して従わせようとする人は、結構多いのですが・・・

私自身も、そうでした。

ぐずる子どもを恥ずかしいと思ったり、
泣きじゃくる子どもに、苛立ったり。

脳の波動がリンクするので、

子どもの不機嫌が、大人の不機嫌を引き起こして。

どうにもならない不毛な時間を作り出してしまうのです。

さて。
この不毛な波動のやりとりを止められるのは、
大人の知恵。

お互いが落ち着くための最高の方法が、抱きしめてあげることです。

スキンシップをすることで、相手の呼吸と、心臓の鼓動を感じることができて、
共に、同じ状態を確認して、
肌の温度を感じあうことによって、「一緒」であることに安心を覚え、
一人だけではない
という気持ちを引き出して、お互いに、沈静することができます。

あんたなんかもう、置いていく。

そんなふうに言われた子どもは、「自分は大切にされている」と
決して思うことはないでしょう。

自我が出てきて、自分の意思を示すようになったのであれば、なおのこと。
自己重要感を育てる時期なのです。

トイレから出て手を洗わない子どもには、もちろん洗う習慣をつけさせたいものです。

が。

怒って強制しても、習慣にはなりません。


1.手を洗うの嫌だっていう気持ちがあるんだね。
2.自分の気持ちをちゃんと言えるんだね。
2つの肯定のメッセージ。

そして、

3.だけどね。バイ菌がいっぱい手についていると、病気になって苦しくなるからね。
  病気になって苦しいの、ママは見たくないの

と、正しい知識と、保護者の思いをメッセージに添えて、教えてください。

それでも、嫌がる時は・・・
一緒に洗う。
洗うまで、じっくり待つ。

なんていう取組が必要でしょう。

外は大勢の目があるので、ついつい、大人ペースになりがちですが・・・

共に育つチャンスです!
恥ずかしがらずに、根気よく。

家庭のしつけは、教養として、大人になってから役に立ちます。
いずれいなくなる育てるものが、育てられる者に残すことができる「教え」は、
短時間に、合理的には与えられないものです。
勇気を出して。ゆっくり、一つひとつのチャンスを活かしていってくださいね。




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(研修講師)
株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役

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ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。

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