- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:家計・ライフプラン
こんにちは!
クリスマスも終わり、街はお正月に向けて慌ただしさを増していますね。
さて、市場では、このところの「円安」を受けて、2014年の“サムライ債“の発行額が、18年ぶりに2.5兆円を超えました。
これは、前年を5割超える水準です。
サムライ債とは、海外の政府や企業が、日本において「円建」で発行する債券のことです。
特に欧米の金融機関が、活発に発行しています。
直近では、クレディ・スイスやモルガン・スタンレーは、1500億円以上の資金調達を行いました。
最大の要因は、「円」が“超低金利”である点、そして今後も“円安”が見込まれる点にあります。
ちなみに、ドイツ銀行の5年物サムライ債の金利は0.47%でした。
ドイツ国内での金利に比べると、かなり割安に資金調達ができたのではないかと思います。
一方、日本国内を観れば、10年物国債が“0.31%”という過去最低の金利となっている中、投資家からみると、5年物で0.47%も金利のつく商品は、大変魅力的なため、需要と供給がマッチした結果といえるでしょう。
さらに、借り手側の海外からみれば、金利が低いだけではなく、今後「円安」が進めば、返済する原資も少なくなるため、積極的にサムライ債を発行していることが伺えます。
その意味では、今後さらに「円安」が進むとみている海外勢が多いようです。
だとすれば、日本の個人投資家も、今のうちに「外貨」の保有比率を高めておくことも、検討すべき時かもしれませんね。
さて、本日が年内最後の投稿となります。
投稿記事が、何かしらお役にたてれば幸いです。
2015年が、平和で穏やかな年となることを心より祈念しています。
良き年をお迎えください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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