- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
管理分析結果から、既存顧客のリピート率UPのために実施した施策を詳細に
説明していきます。
今回は、
■名刺交換したお客様に対して、店長や名物スタッフが近況報告を
兼ねた販促Dメールを定期的に配信
■ホームページ上で、既存顧客だけが見られるページを作る
について
この二つに関しては連動していますので、一度に説明を加えていきます。
この手法に関しては、非常に効果の高い販促展開となっています。この店舗
では、名刺獲得数が現状で500枚を越え、このお客様に対して、お客様の会社
のパソコンのメールアドレスを中心に販促メールを出しますと、反応率が
15%前後となり、ある程度の集客が見込める販促展開となります。
実施している流れは以下です。
●店長、もしくは名物社員がしっかりと名刺交換をする
この際、毎月のおすすめ情報を自分の名刺の裏面に記載することで、毎回
お客様に対して名刺交換をお願いできますので、真の意味での常連さん
以外には全て名刺交換していくような意味合いで、接客が可能となります。
●獲得した名刺に簡単な情報を記載し、データ化しておく
来店日、来店客数、特徴など、簡単に名刺に記載しておき、それを後で
使いやすくするためにしっかりとデータ化しておきます。これもため込ん
でしまうとやらなくなってしまいますので、継続して実施していきましょう。
●お客様に対して定期的にパソコンアドレスにメールを送る
この際の注意点は以下。
・約1ヶ月に1回〜2回のペースを守る。送りすぎると嫌がられるメールに
なるので、その頻度には細心の注意を払う
・メール本文の内容は、割引やサービスの内容のみを掲載するのでなく
時事ネタや近況報告、お客様のためになるような内容も一緒に送る。
こうすることで、単に販促メールという感覚がお客様の意識の中から
なくなり、読んでいただけるメールになる。
●メールの中にこのお客様しか見ることのできないホームページアドレスを
追加しておいく
やはり、こういった自分だけへの特典は、非常に効力を発揮しますので、
他のお客様との差別化の意味でも、しっかりとページ作成を実施して、
そのアドレスをつけておくと良いでしょう。
以上になります。この施策に関しては、毎日のルーティンワークも大切に
なってきます。ただし、しっかり実施すれば、ローコストで最大のパフォー
マンスを得ることが出来ますので、しっかりと実施してみてください。
何か不明なことがございましたら、いつでもご連絡ください。
株式会社ファースト・シンボリー
次回以降も既存顧客のリピート率をUPさせるための販促展開に関してコメント
していきたいと思います。