飲食店(居酒屋)での顧客管理分析導入事例7 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藍原 節文
株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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閲覧数順 2024年04月15日更新

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飲食店(居酒屋)での顧客管理分析導入事例7

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顧客管理分析と販売促進戦略
飲食店(居酒屋)での顧客管理分析事例の第5回目。今回は、具体的に顧客
管理分析結果から、既存顧客のリピート率UPのために実施した施策を詳細に
説明していきます。


今回は、
■名刺交換したお客様に対して、店長や名物スタッフが近況報告を
 兼ねた販促Dメールを定期的に配信
■ホームページ上で、既存顧客だけが見られるページを作る
について

この二つに関しては連動していますので、一度に説明を加えていきます。

この手法に関しては、非常に効果の高い販促展開となっています。この店舗
では、名刺獲得数が現状で500枚を越え、このお客様に対して、お客様の会社
のパソコンのメールアドレスを中心に販促メールを出しますと、反応率が
15%前後となり、ある程度の集客が見込める販促展開となります。

実施している流れは以下です。

●店長、もしくは名物社員がしっかりと名刺交換をする
この際、毎月のおすすめ情報を自分の名刺の裏面に記載することで、毎回
お客様に対して名刺交換をお願いできますので、真の意味での常連さん
以外には全て名刺交換していくような意味合いで、接客が可能となります。

●獲得した名刺に簡単な情報を記載し、データ化しておく
来店日、来店客数、特徴など、簡単に名刺に記載しておき、それを後で
使いやすくするためにしっかりとデータ化しておきます。これもため込ん
でしまうとやらなくなってしまいますので、継続して実施していきましょう。

●お客様に対して定期的にパソコンアドレスにメールを送る
この際の注意点は以下。
・約1ヶ月に1回〜2回のペースを守る。送りすぎると嫌がられるメールに
 なるので、その頻度には細心の注意を払う
・メール本文の内容は、割引やサービスの内容のみを掲載するのでなく
 時事ネタや近況報告、お客様のためになるような内容も一緒に送る。
 こうすることで、単に販促メールという感覚がお客様の意識の中から
 なくなり、読んでいただけるメールになる。

●メールの中にこのお客様しか見ることのできないホームページアドレスを
 追加しておいく
やはり、こういった自分だけへの特典は、非常に効力を発揮しますので、
他のお客様との差別化の意味でも、しっかりとページ作成を実施して、
そのアドレスをつけておくと良いでしょう。

以上になります。この施策に関しては、毎日のルーティンワークも大切に
なってきます。ただし、しっかり実施すれば、ローコストで最大のパフォー
マンスを得ることが出来ますので、しっかりと実施してみてください。

何か不明なことがございましたら、いつでもご連絡ください。

株式会社ファースト・シンボリー

次回以降も既存顧客のリピート率をUPさせるための販促展開に関してコメント
していきたいと思います。