こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
子どもの頃、親の期待に応えないと愛してもらえなかった人は、自分の中に「こうあるべき」というものをたくさん持っています。
「べき」が多い分だけ、完璧な自分を目指すようになります。
そのうち物事が自分の基準通りでなければ許せなくなってきます。
それはだんだんエスカレートしていき、自分だけでなく、他者に対しても「こうあるべき」を当てはめるようになっていきます。
頭の中は「べき」だらけ。
いつでも「べき」に支配されてしまいます。
そうなってくると、自分とは違う基準、価値観があることを認めるのが難しくなってしまいます。
そして、相手の基準や価値観を否定するために、自分がいかに正しいかを証明しようとします。
自分の正しさを証明するために、どうにかして相手に勝とう、相手を打ち負かしてやろうと一生懸命になります。
正しさや勝つことにこだわりすぎると、自分の間違いを認めることや弱みを見せること、助けを求めることが怖くなってしまいます。
これを夫婦間でやったら、恐ろしいことになりますよね。
だってパートナーとの価値観なんて、合わなくて当然なんですから。
完璧を求める妻にとって、夫は規格から外れた男です。
夫の生き方は、妻から見れば非常識極まりないものです。
みっともなくて、到底受け入れられるものじゃありません。
だから日常的に
「アンタと私、どっちが正しいと思ってんのよ!」
みたいな競い合いをしかけてしまいます。
おっかない妻に怖れをなした夫は、負けてあげることでその場をおさめるかもしれません。
でも、負けるのって屈辱ですよね。
・自分に勝った相手
・自分を間違っていると見なしている相手
・自分を正そうとしている相手
と夫婦としてやっていきたいとは思えないでしょう?
しかもその相手は、自分の非を認めないから絶対に謝らない。
その上、問題を一人で抱え込んで、助けを求めることもない。
夫は虚しいですよね。
「自分は何のためにここに居るのだろう?」
「ここに居てもいいんだろうか?」
なんて不安になってしまうかもしれませんよね。
そんなことが度重なれば、お家に帰ってこなくなってしまうかもしれません。
「べき」に支配されているなという人は、自分とは違う価値観があることを認めようと頑張ってみてください。
そうすれば、いちいちパートナーと戦わなくても済みますから(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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