- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
事例に関して、説明を加えていきたいと思います。
今回のシリーズは「飲食店(居酒屋)での顧客管理分析導入事例」です。
飲食店、特に居酒屋での顧客管理分析の導入とそれを有効活用した販促
戦略展開に関しては、顧客情報取得の困難さはありますが、それを克服
したときには、大きな売上貢献、利益創出につながっていきます。
ですので顧客管理分析を導入し、これを有効活用していくことで既存
顧客のリピート率が上昇し、リピート客が新規顧客を新たに連れてくる
流れがしっかりと構築できます。
それでは弊社で実施した飲食店(居酒屋)の事例をご紹介いたします。
【弊社での顧客管理分析導入前の状態】
当然、アンケートや名刺交換などによる顧客情報の取得は実施しておらず、
マーケティング的な視点からの店舗分析ができていない状態であった。
お客様が
どのエリアから来ていて
どういった顧客層が多くて
誰と来店することが多く
どういったきっかけで来店しているのか
新規顧客が多いのか既存顧客が多いのか
などの情報に関しては、感覚値でしか把握していなかった。
立地に関しては、最寄の駅から歩いて10分前後のところにあり、やや繁華街
からは離れている状態。実施している販促は、ぐるなびへの掲載と店舗で
作成した簡単なチラシを配布している程度。
店前には、簡易的な看板などが立てられている状態であった。
実際に飲食店(居酒屋)を運営されている方々の中で、上記の質問に完全に
答えられる方がいるでしょうか?
次回以降で、実際にこの店舗でどのような顧客情報の収集・分析を実施し、
どのような販促展開を実施したのかを詳細にコメントしていきますので
お楽しみに。