- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
リーダーにとって大事なことは何だと思いますか?
様々なことがあると思います。
その中でも一番大事なことは、自分たちのメンバーをどこにどのように連れて行くかということを示し続けることだと思います。
先日ある会社の取締役の方と話をする機会があり、その中でリーダーにとって、その大事なことが何かをご教授いただく機会がありました。
その話を一部を紹介します。
リーダーは5W1Hは示し続けなくてはいけない
皆さん5W1Hということを聞いたことはありますよね。
Why(なぜ)
What(なに)
Where(どこ)
When(いつ)
Who(だれ)
How(どのように)
これらのことを差します。
リーダーにとっての大事なのは、組織の5W1Hを整理し、そこにメンバーを巻き込み成果を出していくことだと思います。
その中でも特に大切なことは、Why、Where、What、Howの4つです。
この4つについて考察していきましょう。
組織をなぜ、どこに、なにで、どのように連れていくか?
Why、Where、What、Howが何故大事かというと、組織の成功状態とそこへの向かい方になるからです。
・Why ⇒ 何故向かうか? ⇒ ミッション(使命)
・Where ⇒ どこへ向かうか?⇒ ビジョン(方向性)
・What ⇒ 何で向かうか? ⇒ 戦略(中長期的な方法)
・How ⇒ どのように? ⇒ 戦術(短期的な方法)
これらの整理と伝達・周知です。
例えば、皆さんが1つの営業組織を率いることになったとしましょう。
その場合はどのようにすればいいでしょうか?
・Why
⇒ 何故売上を上げなければいけないか?
例:お客様への感動の輪を広げたいから
・Where
⇒ どれくらい売上が上がればいいか?
例:現在の売上が10倍になること(=世の中に感動の輪が広がっている状態)
・What
⇒ 何で売上10倍の状態にするのか?
例:年内に販売パートナーの数を5倍に増やすetc(年度単位での戦略など)
・How
⇒ どのように?
例:年内に販売パートナーを5倍に増やすために、訪問量を2倍に増やすetc
(デイリーで測れる指標)
このように使命という大きな「やりがい」のようなことから、日常の活動に反映できる「指標」に分解し、メンバーに「できそうだ」と思ってもらうことが非常に重要なことです。
その組織が上手くいっていないときやリーダーのやりたいことがメンバーに伝わらないときには、これらが整理できていなかったり、一部しか伝わっていないことが多いと思います。
例えば、
・使命つまり理想は伝えているが、「どのように」の部分をきちんと伝えていない。
・逆にデイリーで、すべきことはきちんとマネジメントできていても、それがなににつながるかというビジョンがシェアできていない。
こんなことが起きているかもしれません。
リーダーとして大切なことは組織を率い、成果を出すこと。
そのための心得としてWhy、Where、What、Howを整理し、伝え続けること、この重要さを改めて学びました。
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