独裁と独断 - コーチング全般 - 専門家プロファイル

黒木 昭洋
コーチ
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独裁と独断

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マネジメント・リーダーシップ リーダーの心得

独裁と独断、似ておりますが、皆さんこの言葉を聞いてどう思いますか?

Webで調べてみると以下のようなになります。


・独裁

 少数者に権力が集中し,大衆の政治的自由が抑圧されている統治状態。専制とは異なり,

 被支配者である大衆の政治参加と積極的支持に基づく点が特色である。

 大衆操作とマス・コミュニケーションを前提とするきわめて現代的な統治形態である。


・独断

 他人の考えを聞かずに,自分一人の考えだけで物事を決めること。また,その判断。ひとりぎめ。


両方ともリーダーに対して使われることが多いように思います。

それでは会社におけるリーダーはどうあるべきなのでしょうか?

それについて少し考えてみたいと思います。


独裁か?独断か?

リーダーのスタイルにはいろいろあり、最近ですと「サーバントリーダーシップ」を言われるような、独裁独断とは軸の違ったリーダーシップの発揮の仕方もあります。

ですので、この場では「リーダーが意思決定をするときに独裁であるべきか、独断であるべきか」という、そのトレードオフについて考えてみたいと思います。


独裁と独断をもっとかみ砕いて、会社のリーダーの役割に沿って定義しなおしをすると以下のようになるともいます。


・独裁 → 意見を聞きながら、リーダーが決めること

・独断 → 意見を聞かずに、一人でリーダーが決めること


こう見ると明らかですね。

明らかに前者のほうがよいでしょう。


問題は、独断と独裁の定義をきちんと分けずに、リーダーが勝手に「両方悪いことだ」と決め込んでしまうことだと思います。

そして私個人の意見を言うと、組織におけるリーダーは「独裁すれど、独断せず」というスタンスでいるべきだと思います。

※似たようなことは様々な方がおっしゃっておりますが…。


リーダーの仕事は「決めること」

組織におけるリーダーの役割の一つに「決めること」があると思います。

リーダーが決めないがためになかなか前に進まない物があると、組織がうまく動かないことたくさんあると思います。


例えばメンバー同士がうまくいっていないときに、リーダーが間に入らずに、当事者同士で解決させることができるでしょうか?

Aという戦略、Bという戦略、喧々諤々とチーム内がやりあったいるときに、リーダが「決めない」とどうなるでしょうか?


その「決めない」というけっかがもたらポジティブではないことが一目瞭然だと思います。

ですから「独断」ではなく「独裁」なのです。

周りの意見を聞きつつ「最後は自分が決める」という「独裁」に踏み込む覚悟を持つことがリーダーとしては大切なのではないでしょうか?


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