あすなろ三三七拍子 2 家族を犠牲にしてしまう、男のプライド - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

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堀江 健一
堀江 健一
(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
ヒロコグレース
(恋愛、婚活、夫婦関係アドバイザー)

閲覧数順 2016年12月10日更新

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あすなろ三三七拍子 2 家族を犠牲にしてしまう、男のプライド

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恋愛心理 自己受容

第6話では、団員サヤオ(本当は沙耶・女性なのですが、団員は男性である事が望ましかったのでサヤオと言うあだ名がついた)が、応援団に入っていながら、なぜか応援団のあり方に否定的だったのですが、それがなぜなのかと言う理由が明らかにされます。


サヤオの父親も、他校の応援団員で、大人になってから、自営業を営んでいたのですが、友人の団員の借金の保証人になってしまったことで、財産を奪われ、お父さんはもちろん、お母さんもその心労のために亡くなり、その苦労が自分にも降りかかってしまっていたのです。


そのため「団」が象徴する人と人の「絆」や、
自分を滅して他者の事を思う精神、と言ったものが、
まるで「しがらみ」としか思えず、
団を、そして大好きだったお父さんの事も憎む気持ちに支配されていたのでした。


そんなサヤオの頑なに閉じてしまった心を開かせたのは、OB齋藤の団式「多摩連」と言うものでした。
まぁ多摩川に向かって、心のうちの不満や鬱積したものを、大声で吐き出す練習というものです。


サヤオも、素直にそれに従い、その胸のうちを大声で吐き出すのですが、こんな風に吐き出せたら、どんなに良いだろうかと思います。


昭和時代のドラマだと、マジで「海に向かって叫ぶ」ようなシーンが多くありましたが、多分本当にやったら、かなり精神衛生上は良いのではないかと思っています。


しかし実際には、恥ずかしかったり、それが何になる?と皮肉的に思って、なかなか出来ないものですよね。


ですが、「人に話(はなす)す」と言う行為は「手放(はなす)す」と重なる行為で、話す事で、自分が背負っていた荷物を放すことになるものです。

自分だけでは背負いきれなかった想いを人に話すだけでも軽くなるのです。
それを実践した事がある方なら感覚で実感された事があるかと思いますが、非常に大切な事だと思っています。


団では、それを練習と称して「儀式化」し、そのため半強制的に吐き出させる事で、サヤオは号泣し、少しは胸が晴れ、素直に「でも、実はそんなお父さんが好きだ」と言えたようです。


本当は「大好き」であるにも関わらず、「憎む」気持ちも同時に抱えてしまう事があります。


むしろ、好きであればあるほど、一旦憎み出すと反比例するように憎い気持ちも大きくなってしまうものです。


大抵、「自分はこんなに好きで、相手の事を思っているのに、相手は自分の事を思っていてくれない」と言う様な時に、愛憎の念を抱くものではないでしょうか?


そして自分でもその、相反する激しい気持ちに振り回され、「もうどうしたら良いんだーっ」と苦悩してしまいますよね。


ドラマなどでは良く恋人同士で、女性が男性に向かって「仕事と私と、どっちが大切なの!」と詰め寄ったり、
子供と遊園地に行く約束をしていたお父さんに、急に仕事が入ってしまい、子供が「また仕事なの!良いよ別に!僕の事なんかどうでもいいんでしょ!」とふてくされてしまうシーンが出てきます。

あるいは、病気で死にかけている奥さんの病院に駆け付けたいが、外せない仕事が入って行けなかった。
それを傍で見ている子供は「なんて薄情な父親だろう。母さんがこんな時に!一生許さない!」みたいな事とか。

私はまだ子供がいないので、お父さんではありませんが、そうした状況になってしまうことは良くあるものです。


これは私の個人的な気持ちですが、そうした場合やはり身近で大切な人の事は、一番に考えたいとは思います。

しかし、他に仕事など天秤にかけてどっちかを選ばざるを得ない時は悩みますし、大切な人の想いに応えられないような時は、罪悪感と言うか、申し訳ない気持ちで一杯になるものです。

その様な時の私の心理として
「家族は身近にいるのだから、この埋め合わせをするチャンスはきっとあるはず。だから今回は許してくれ。その時は、いくらでも報いるから」

なんて思って、自分を正当化しようとしてしまいます。

感情的には「家族を取りたい」、けれども理性で「仕事を取らざるを得ない」ように思います。




でも実際はそこに何か自分を誤魔化そうとする心理があるようにも思います。

本当は逆で、理性では「家族を大切にするべき」と思っても、なぜか感情的には「仕事の方を取らないといけないんじゃないか?」という強迫観念があり、仕事を優先してしまうような所が、男性にはあるかも知れません。

不思議です。家族や恋人が大切だと心では思っているはずなのに、、、。


男は外で仕事をする。原始時代から外に出て狩りや漁をする。そして家族を養う。

女は家庭を守る。身内の良好な関係を守る。


そんな太古からの本能(遺伝子)の違いが、あるとも言われています。

でもお国が変われば、その役割分担が、真逆の世界もあるのも事実です。
女性が外で働いて、男性を養うような文化がそこにはあるのですね。フィリピンなどは、そうだと聞いています。

本能だから、家族の方を犠牲にしてしまうのは仕方がない、とは言えないかも知れませんね。

男性は、外で仕事したり、外の世界での繋がりを保つ事で、自分の存在価値を見出しているのでしょう。「それが男ってもんだ!」みたいにプライドを感じているのです。

そのプライドを保つために「家族に甘えている」のでしょう。

犠牲になる家族からしたら「アホらしい、ちっちゃいプライド」と思われても、仕方ないかも知れませんね。

昨今の「イクメン」ブームも、必然なのかも知れません。
何しろ「男が働く場所」というのが今はもう、ひじょ~に少ないのですから、プライドの保ちようもありません。

ひょっとしたらそんな小さなプライドを保てる場所の象徴が、このドラマの舞台である「応援団」であるのかも知れません。


団のOB、齋藤(反町隆史)も「俺は、ここ(団)でしか生きられんのだ」というのは、そうした意味なのかなと思いました。

齋藤自身、家族をほったらかして、応援団の練習に付き合い、結局家族に出て行かれてしまった身です。

齋藤は「人を応援することに自分の存在意義を感じ、それをすることにプライドをもっている」のでしょう。
でも本当は、そんな事をしている場合ではないことは、誰の目から見ても明らかなのですが。

夫婦問題で、奥様とカウンセリングしていても、話の中で

「は~っ。主人はそんなにプライドが高いのですか。それでなぜあんなことをしているのか理解できました」

とご主人への理解を示される事が多々あります。
理解できたからと言って、問題が解決することばかりではないのですが。

さて、そんな親父(おやじ)のプライドと、家族の想いがぶつかり、主人公の藤巻が「ある気付き」を得るエピソードが次回に続きます!







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