TRENDNEWS 『サッパリと赤身肉が食べたい!!』 - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

田川 耕
フードビジネスコンサルタントオフィス シナプス 代表
東京都
飲食店コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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TRENDNEWS 『サッパリと赤身肉が食べたい!!』

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【牛肉ブーム到来】
ステーキ・熟成肉と牛肉が注目を集めている中、新鋭とも言える焼肉店の出店も多く、これまでの焼肉店では見ることが無かったような商品を看板メニューとして掲げ、話題を集めているお店も少なく無い。
最近見かけることが多くなった、大判のリブロース1枚を「はみ出るカルビ」と称したものがその代表格とも言えるのだが、渋谷には「肉のヒマラヤ」と称する800gもの肉塊を提供するお店があったりもするのだ。

 

【カルビを売らない焼肉屋】
今年3月、日本橋に開店した『高屋敷肉店』のメニューには「カルビ」と言う文字が無い。
焼肉屋と言えば「カルビ」 そう言っても過言では無い商品をあえて取り扱わないことで、ココがメインとする腕や腿の赤身肉を特化させているのだ。
それを細かな部位に切り分けることで、馴染みが無い「肩芯」「肩三角」「とうがらし」などと言った商品名が並ぶことになるのだが、それらが一頭から僅かしか取れない希少な部位であることを謳うことで価値観を高めることに成功しているようだ。
結果、開店から僅か4ヶ月ほどで『希少=ココでしか食べることが出来ない』と、口コミが拡がり、予約をしないと入ることが出来ないお店になっている。
これまでの薄くスライスされた焼肉だとどうしてもパサパサとした食感になりがちな赤身肉を、部位ごとの特徴に合わせて、最も美味しくいただける厚みに切り分けることで、それが美味しくいただけるだけでは無く、見た目にもインパクトがあって更なる効果を演出しているとも言える。

 

【肉食女子がターゲット】
サシが入った柔らかい「カルビ」が主流である焼肉業界ではあるが、「こってりとしたお肉は少しで良い。もう少しサッパリとしたお肉が食べたい。」といった声が出てきているのも事実である。
マーケットとして外すことが出来ない「肉食女子」を取り込むためには、お肉の種類だけでは無く、食べ方の提案などにも工夫を凝らすことが必要であって、こちらでは薄切り肉をシャリに乗せてお寿司のように食べてもらったりするサービスで女心を擽っているようでもある。

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