- 奈良 修次
- ナラ鍼灸院 院長
- 大阪府
- 鍼灸師 臨床検査技師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
結論からいいますと「老化卵」や「空胞」の修復期間として
「12周期を目安」としています。
卵子の老化とは
女性の年齢が上がると妊娠しにくくなる原因が、卵子の老化ではないかとされていました。
その、卵子の老化の原因が解明されました。老化は、卵子のもとになる「卵母細胞」のDNA(デオキシリボ核酸)が傷ついた際、そのDNAの修復機能が低下して起きることを米ニューヨーク医科大が突き止め発表しました。『2013.2.14付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに掲載』
空胞とは
空胞の発生としては、ホルモンル投与と卵胞との相性が悪かったことからのものと、加齢で卵胞の発育はあるが卵子の発育がないことから発生します。
ですから、タイミング指導や人工授精の段階で卵胞に卵子がない状態では排卵が正常でないことから精子と授精に至りません。また、採卵での空胞は体外受精ができません。
卵の修復
修復は、AMH(アンチミューラリアンホルモン)値がゼロであっても低値であっても一次卵胞期からを修復開始とし、卵子のDNA複製完了までとします。、この期間で遺伝の形成と卵母細胞の母性因子(mRNAやタンパク質)の蓄積や成長がなされるのです。
この期間を「ホットコア卵母成熟法」と生活習慣とメンタルとで修復にあたります。
卵胞の発育段階
原始卵胞 → 一次卵胞(DNA複製開始) → 二次卵胞 → 前胞状卵胞 → 胞状卵胞 → 成熟卵胞(排卵する卵胞)
遺伝子が活性化し転写(DNAを鋳型としてRNAを合成する反応)される様になるのが原始卵胞のつぎの一次卵胞からで、排卵からさかのぼると約12周期にあたります。
「老化卵」や「空胞」の修復には現在、最適な化学的な治療がないことから、自然周期での修復に頼るほかなく、自然の支配で時間を要します。ですから、修復には一日も早く着手されることをお勧めします。
☆「ホットコア卵母成熟法」は卵子の修復だけでなく、難治性不妊に係わる着床障害の改善にと考案されたものです。
お知らせ
大阪市区民センターで実施していました着床の勉強会を終了しました。改めて、血流が着床成功に大きくかかわっていることが受講された喜びの声から再認識することができました。現在では、遠方の方々のことも考え、ワンツーマン指導としてを行っています。
ナラ鍼灸院 院長 奈良修次
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