個別銘柄の動きバークシャー・ハサウェイ、マクドナルド、コカ・コーラなど - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月22日更新

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個別銘柄の動きバークシャー・ハサウェイ、マクドナルド、コカ・コーラなど

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今回は、個別株の動きを、ベンチマークであるSP500と比較しています。

期間は2013年9月30日から2014年7月31日です
下図は、ウォーレン・バフェット氏が保有するバークシャー・ハサウェイ社(紫色)とSP500(ブルー)、TOPIX(黄色)を比べたものです。

140731BH社・SP500・TOPIX

TOPIXの騰落率は、ご承知の通り年初に急落後5月まで低迷、6月に入り漸く、上昇致しました。一方SP500は昨年から本年7月まで、1月に下落はしたものの、順調に上昇を続けています。ところでバフェット氏は、過去からベンチマークとしてのSP500を超えることを目標としてまいりましたが、昨年度はSP500に届かなかったことが話題となりました。
本年に入っても、やはりSP500に届かない時期が多いのが現状です。2年続きのということは無いと考えますが、動向をみると若干懸念があります。

次は、中国での期限切れ牛肉問題に揺れるマクドナルド(ブルー)と、役員への賞与問題が取りざたされ、それを了承したバフェット氏の評判を下げた、コカ・コーラ(紫)とベンチマークとしてのSP500(黄色)の動きです。いずれもBH社が株式を保有しています。

140731マクドナルドとCoca-Cola

マクドナルドは9月30日以来横ばいで、漸く4月から上昇しましたが、事件発覚から値を下げて7月31日には、9月30日の価格を再度割ってしまいました。
Coca-Colaは年初に急落、4月下旬から上昇を開始しましたが、7月には下げています。
SP500のパフォーマンスには届いていません。

次は米国を代表する金融株の二社です。一つは、バフェット氏の評価が高い、ウェルス・ファーゴ(黄色)と昨年までは世界最強と言われていたJPモルガンチェース(紫色)とSP500を比較したものです。本年2月までは、両行ともにSP500と同レベルの動きでしたが、その後はウェルスファーゴが大きく上昇トレンドに入り、7月31日にはSP500とは10ポイント上になっています。一方のJPモルガンチェースは、4月からSP500を下回る状態が続いています。

1407314ウェルスファーゴとJPモルガンチェース

下図は、エネルギー関連から、シェブロン(ブルー)とバッフエット氏のBH社も保有している、コノコフィリップス(紫色)です。ベンチマークはSP500(黄色)です
両社ともに2月から反転・上昇を続けていますが、勢いはコノコ・フィリップスにあり、現時点では、SP500を挟んで上と下に離れています。

140731シェブロンとコノコフィリップス

次は、旧タイプのIT銘柄で、マイクロソフト(ブルー)とインテル(紫色)です。ベンチマークはSP500(黄色)です。両社ともに5月まではSP500を若干超えるパフォーマンスでしたが、インテルが急伸して現時点では9月30日に対して50%近い上昇です。マイクロソフトも30%上昇しています。

140731インテルとマイクロソフト

このように、米国の個別銘柄はSP500をベンチマークとして比較することで、成果がクリアーになります。
もし、個別銘柄をポートフォリオに入れるのであれば、その前にSP500に連動するETFをコアとして、採用したのちに組み入れを検討されるようお勧めします。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

FP+投資助言で人生設計から資産形成まで一貫してサポート
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。
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【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー

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