「子供には良い教師から学ぶ権利がある」－アメリカ裁判所の決定

カリフォルニアの裁判所は、教師の半永久雇用制度に「子供が良い教師から学べる権利を奪うものとして、見直しを命じました。

New York Times より

カリフォルニアの教師たちは、最初の１８か月無事に教師を勤めさえしたら、その先は定年までの雇用がほぼ保証されています。

そのため、質の悪い教師が首になることなく、学校に居座り、子供たちの教育機会を奪っているというものです。

そのような教師の雇用制度は、子供の基本的人権を奪うと、裁判所が決定づけました。

今後、アメリカでも同様の訴えが続き、教育界の大きな見直しが始まると思います。

この制度を維持する限り、質の悪い教師はなんら努力をしないでも職を失うことなく、定年まで子供の教育を阻害し続け、若い優秀な教師を雇用する機会を狭めているということです。

ロサンゼルス教育学区の教育長が検察側の証人として立ったそうです。

実際の教師の質を目の当たりに見て来た彼の証言です。

“Every day that these laws remain in effect represents another opportunity denied.”

「この制度が維持される限り、毎日また子供の学ぶ機会が奪われます。」

日本でも、質の悪い教師が毎日子供の学ぶ権利を奪っていると深刻に感じます。

「教師の質」に政治や司法が真剣に向き合う日は、この国に来るでしょうか。

本日のQ & A（小学校の担任について）に回答したあと、偶然このNew York Times の記事を読みました。

日本の学校教育の質。

変わるのを待つ間に、子供の能力がひとつひとつつぶされていく気がします。

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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club （大澤眞知子、Robert McMillan）