- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
対象:子供の教育・受験
カナダ・アルバータ州の教育課程を、日本の生徒に合わせて教えるコース、カナダクラブ。
まるで魔法がかかったように目を輝かせ、生徒たちがクリティカルシンキングの世界に飛び込んで来ます。
【子供を「集団」として教育するのではなく「個」として伸ばすカナダの教育】に魅せられた日本の子供の脳の進化が、3D映像のように目の前に展開します。
【日本の教育制度下では決して出会うことのない自由さ】に出会い、【世界にたったひとりの自分とは誰なのかを知る学習】を経て、解き放たれたと感じるのだと思います。
2ヶ月ごとに、Language Art, Science, Social Studies と進めていくカナダクラブ。
それらコア科目と並行して、Coding も教え、IT時代に生き残れるスキルを身に付けます。
今月は、Social Studies が戻ってきました。
カリキュラムを練り直しながら、またしても、日本の教育が犯している大きな間違いに腹を立てています。
脈絡もなくただ単に「事実だから」と暗記する社会科。
その「事実」に疑問を感じる思考力さえ持たないまま、「社会科=暗記」の日本教育に壊される子供達。
こんな日本式社会科に比べると:
カナダのSocial Studies は大きな2本の柱が基礎になっています。
1本目は、”I AM” 「自分を知ること」
自分は誰で、何が出来、何に興味があり、どんな特技があり、それらをどう統合することで、より高いレベルの自分になることが出来るのか。
“I AM” を理解したあとは、”I BELONG” 「自分が属するあらゆる環境を知ること」
家族、住んでいる町、地域、国、世界、地球。。。宇宙まで。
その中での自分を明確に認識すること。
そして、自分の属する所の発展に貢献できる人間になるためには、どうすればいいのかを探ること。
つまり、Identity 教育です。
「自分を知ること」を助けることが社会科、いや教育全体の大きな役割です。
2本目は、自分の周りにあるすべてを分析し、クリティカルシンキングを使い理解していくこと。
前述の “I BELONG” とダブるところもありますが、今度は周りが主人公です。
例えば、カナダなら、その地理、言語、文化、歴史、経済、資源環境などが、カナダが国としてのIdentity を創り出すのにどう役割を果たしているのかを学びます。
「事実」を網羅した教科書を覚えるのではなく、自分が経験したこと、現在起こっていること、リサーチした内容などをdiscussion したり、プレゼンしたりしながら進めて行きます。
学習活動のそこここに、クリティカルシンキングが活躍します。
「事実」を疑いもなく信じ込まずに、確かめるスキルを付け、論理的に既成の物事に異議を唱えることを奨励されます。
こうして、高校生になる頃には、Globalization の真っ只中の地球を理解し、そこでの自分の位置を計り、自分の特性をどう使えば貢献出来るかを追求していきます。
特に、多民族国家のカナダでは、異文化、異言語に囲まれ、異なる歴史、経済環境から来た生徒たちと机を並べることが出来ます。
その中から、多民族国家カナダのIdentity を理解し、そこに立つ自分のIdentity を認識していく過程は、ダイナミックこの上ないものです。
この過程を経た生徒たちは、この先大学でな何を勉強すべきかの指針がかなり明確にわかるようになり、それぞれの特性を最大限に生かせる、またカナダの国としての特性を最大限に生かせる進路へと飛び出していくわけです。
確かかどうかもわからない「事実」を塾で詰め込まれ(未だに進学塾にお金を出す親がいること自体が驚きですが!)、点数だけでとりあえす大学に遊びにいく日本の高校生たち。
社会の力の差はここからかと改めて感じます。
この教育格差から逃げ出す唯一の方法は簡単。 カナダで教育を受けること
「カナダ留学の前にカナダの小・中学生が取り組んだ深い内容を経験し、十分準備をしたい人」
(または「カナダ留学が実現不可能な人」)のためにあるのがカナダクラブです。
日本の子供の本当の能力を壊されたくない!と、時間のないのも厭わず提供しているコースです。
今治教室に通う生徒のみなさん 、日本の他では受けられないカナダクラブ。
今しかないこの機会。 横目で見てないで Join Us!
遠くのみなさんは、オンラインでの参加も可能です。
カナダ留学を目指す小学生・中学生・高校生の参加を待ってます。
***********
Virtual Teaching を駆使し、 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの能力をつけた生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)
このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
「迷子になった日本の教育」のコラム
Bilingual Education fm Canada : Trial 参加者募集(2024/02/24 14:02)
日本の中学受験狂乱と英語イマージョンの大罪(2024/02/21 11:02)
日本で育つ子供へのバイリンガル教育: Trial 参加者募集(2024/02/18 04:02)
日本の子供へのバイリンガル教育、間違ってますよ(2024/02/11 10:02)
Creative Thinkingを日本の子供に:迷子になった日本の教育(2023/12/30 05:12)
このコラムに類似したコラム
クリティカルシンキングからの提案ー「入試」止めれば? 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2016/01/11 16:20)
Japanese schools like testing more than learning. 日本の学校は学ぶよりテストをするところ。 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2015/06/26 16:49)
教育の先には何がある? -迷子の日本の親たち 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2015/02/16 17:39)
デジタル媒体を使う教育 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2016/04/24 16:30)
日本の子供は教育難民 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2015/09/28 16:51)