スーパーナチュラル その1 自己犠牲か他者犠牲か?究極の選択 - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

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スーパーナチュラル その1 自己犠牲か他者犠牲か?究極の選択

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恋愛心理 自己受容

ディーンとサムのウインチェスター兄弟がアメリカ合衆国各地を旅しながら悪霊や悪魔、怪物、天使と闘うアクションあり・ホラーあり・サスペンスあり・コメディーありのアメリカドラマ。

当初、全米で超常現象があるたびにその調査をし、原因である悪霊を倒して行く、不可解な現象でお母さんをなくしたゴーストハンター・ディーンとサムのウインチェスター兄弟のお話です。
お父さんジョンも実はハンターでしたが、息子たちに危険が及ぶのを恐れて、姿をくらましています。

シーズンを追うごとに段々スケールが大きくなり、今や、地上を地獄にしてしまおうと する悪魔の親玉ルシファーと、
人類の事などどうでもいいが、とにかくルシファーを倒したい天使達(ミカエル)、
そして天使でありながら悪魔側に寝返ろうとしている天使達や、
昔人間だったころの心を保っている悪魔側の協力者も入り乱れ、
そうした天上界と地獄界の争いに巻き 込まれ、それでも人類を守るために、天使と悪魔その両方と戦うはめになってしまいました。


ところが弟サムの血には、悪魔王であるルシファーの血が流れており、ルシファーはサムを自分の後継者として、なおかつサムの肉体を借りて人間界での復活をもくろんでいます。

兄のディーンは、そんなサムがいつ悪魔に乗り移られ、人間でなくなってしまうのか心 配で、サムを100%信頼できず、度々二人は対立してしまいます。

一方ルシファーとミカエルも元々は天国にいた時は兄弟同士でしたが、弟のルシファーが堕天使となって悪魔になり地獄の魔王となってしまったのです。

ディーンとサム、ミカエルとルシファーの兄弟間の愛憎がリンクしているような話の作りになっています。


色々テーマはあるのですが、今回は「悪魔との契約」について書いてみます。
悪魔と戦っているウインチェスター家の人々ですが、事あるごとに、悪魔とも契約し、 自分の望を叶えてもらっています。

父親のジョンは、ディーンの命と引き換えに悪魔と契約し、自分は、魂を地獄に落とす事になります。
またサムも、ディーンが悪魔にやられて地獄に送られてしまったのを助けるために、自分の魂と引き換えに、ディーンを地獄から助け出します。
またディーンは、自分を助けてくれたサムを助けるために、今度は自分が悪魔と契約し、サムの地獄行きを食い止めようとし、そんなディーンをサムは食い止めようとして、自らが犠牲となり、ルシファーの魂を自分の身体に乗り移らせたまま地獄へ落ちることで、人類全体を助ける計画を立て、、、段々観ているうちに何がなんだか分からなくなってきます。

このドラマでは、自分を犠牲にして、大切な人を助ける「自己犠牲」も大きなテーマとして有るように思います。


そして「悪」の象徴としての悪魔との契約をしてでも「自己実現」をするかどうかの、
「究極の選択」のあり方を、観る者に考えさせます。

兄弟以外の他の登場人物たちは、悪魔に自分の魂を売って、代わりに自分の成功や名声、才能を手に入れる手段として契約しています。

皆さんは、「悪魔に魂を売ってでも、手に入れたい」ような物ってありますでしょうか?

私の感覚では、悪魔との契約というと、何か、悪い事と知りながら、でもそれをすれば自分に特別な利益がもたらされるような事を望むというイメージがあります。

ただ、その代わり、「悪い事をした」という罪悪感に苦しむ ため、それが「魂を地獄に落とす事」と同じ行為だったりするのかなと思います。

ですから、以前書いた「模倣犯」に登場するような元々罪悪感なんてない、良心がないようなサイコパスと呼ばれる人たちには、悪魔に売るための魂さえ持っていないのかも知れません。

これも以前書いた「SP」(映画版革命編)では、SP(セキュリティポリス)のリーダーである堤真一さんは、賄賂などもらって、不正に自分や賄賂をくれる人の有利に事が運ぶように権力を利用する政治家を一掃するために、 国会議事堂を占拠するテロリストになります。

この場合、政治家たちは、「悪魔に魂を売った人々」のように私には思えますし、それに裁きを与えようとする堤真一はさながら天使と呼んでも良いのかも知れません。
が、映画ではテロリスト(悪)として、逆に裁かれてしまいます。

そこまで大げさな話ではないにしても、人が自分の欲求を通そうとする時、
そこに誰かの犠牲や、迷惑をこうむる人が出てしまうことは、往々にしてあるように思います。

がんばって仕事をして、会社の業績を上げることも、ライバル会社を排除することにつながります。排除されてしまった人々からすれば、こちらは悪魔に見えるかも知れません。

その点、ドラマに登場する悪魔たちは、契約の際、あくまで取引相手の魂をもらうだけで、関係ない他人を陥れたりはしていないようですし、魂をもらうことで、取引相手に責任を果たしてもらっているのですから、現実の人間よりも良心的と言えるかも知れませんね。

さて次回は、もう少し現実社会でありがちな恋愛問題の「究極の選択」について書いてみます。



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