身体の肉、動いてますか？　顔面編

身体のどこにでもついている「肉（にく）」、

筋肉と脂肪をまとめて「にく」と言いますね。

その肉、どれだけ動いているんでしょうか？

スポーツをしている方なら、使う部分をしっかりと意識されているでしょう。

例えば、脚。

例えば、腕。

例えば、体幹・・・ですね。

その中で各関節・筋肉の連結をどれだけ意識されているでしょうか？

筋肉がどこから始まっているのか？

この筋肉がどの関節とどの関節をつなげているのか？

なかなかそこまで考えて動かす事は、こういった仕事をしていない限り少ないですよね。

筋肉や関節も、身体のどの場所でも、

必要な場所、曲げて良い場所以外に圧力が加われば壊れてしまいます。

無理な場所に負荷をかければ、辛い状態がやってきます。

そして、

動かした方が良い場所を動かさなくても辛さがやってくるんです。

人気が無い家の門扉を思い浮かべて下さい。

そっと扉を開こうとしただけで、軋んだ音を立てるでしょう。

寂びれて錆てしまったからです。

身体も同じ、あまりに使っていないと錆てしまうんですね。

さてこの錆、意外に色んな所に潜んでいます。

顔面編

色んな感情を浮かび上がらせるのが顔です。

よく表情がころころ変わる方も、表情があまり変わらない方も

実は使っていない事が多いのが『額』です。

？？？

顔の表情を動かした時、額がしっかり動いていると意識された方はいますか？

意外と少ないんですね！

そして、顔で凝りやすいのがこの『額』なんです。

額にそっと指をあてて見て下さい。

上下、右左、ゆっくり動かしてみて下さい。

・・・・

・・

しっかり動いてましたか？

あんまり動かなかった方も多いのでは無いでしょうか？

血管が少ない場所でもあり、

筋肉も身体に比べて少ない・薄い場所です。

使っていない場合、血行が悪くなり最悪頭痛の原因のひとつになる可能性も。

硬い筋肉は色々な弊害をつくります。

そこで、まずは額の体操です。

両方の手指を額の中央に置いてゆっくりと上下に動かします。

ゆっくり、しっかり、強すぎない様に動かしましょう。

次に、眉の端まで指を移動します。

指を置く場所は、眉と目の間位。目の少し外の窪みの辺りです。

こちらはゆっくりと円を描く様に動かしましょう。

そのままほぐれてきたら、

髪の生え際に向かって少しずつ円を描く場所を移動してゆきます。

これ、出来る限り放物線を描く様にイメージして下さい。

最後に、眉をしっかりほぐしましょう。

最初は眉間から。顔の中央から始めて下さい。

眉を上と下から指でゆっくりつまみます。

一カ所をつまんだら、今度は段々外側に

指でつまむ場所を少しずつ変えてゆきましょう。

血行が悪くなって、凝っている場所が意外と多いことに驚くのではないでしょうか。

痛いと思ったら、無理はせず。

自分の出来るペースで顔もストレッチをしてみて下さい。

パソコンなどデスクワークをしている方、

目を酷使する状況の方、眼精疲労の場合にもお薦めです。

最後はホットタオルで温めるとより良いですね。

今日は、仕事で詰まって疲れが出てきそうな時にして頂きたい顔面ストレッチの案内でした。

それでは、皆様今日も良い日常を！