- 松岡 在丸
- 松岡在丸とハウジング・ワールド
- 東京都
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
新聞の紙面の広さはスマホの画面の比ではなく、ざっと見渡すことで自分では想定もしていなかったような情報に出会えるというメリットがあります。
家づくりにおいても、実はネットで自分のこだわりを探しているだけではダメで、広い視野で様々なことに気付かされることがあるんです。
広い視野で家づくりを考える
「耐震性能が重要」「使いやすいキッチンその他の設備が大切」「子供とのコミュニケーションにプラスになる間取り」という、こだわりの部分が主張されます。
しかし、結局のところ家は総合力。どんなに一つの特性が秀でていても、他の部分がダメなら、やっぱりダメ。
見える部分も見えない部分も、すべてをざっと見渡せる、そんな視野が必要です。
取り返しがつくのかつかないのか
後からいくらでも修繕・改良できるところにではなく、作ってしまったら変えようのないところに焦点を絞る必要があります。
構造躯体や土地は、後からリフォームはできませんので、特に大切。その他の部分についても、後で改修やリフォームが容易かどうかで、その家を長く使いたいかどうかが分かれてきます。
狭い視点で家を選ばないために
ネットで検索したり、住宅展示場で情報を得ることも大切ですが、土地は?構造は?寿命は?変化するかもしれない家族の価値観とは?と、もっともっと広い視野で家づくりを捉える必要があります。
これらのポイントを含めて検討した家と、狭く少ない情報で近視眼的に選んでしまった家とでは、30年後の考え方がまったく異なってきます。
もう少し詳しく考えるために、以下のリンクからもご一読ください。
↓
スマホより新聞紙面の方が良い理由は家づくりも同様 [via Housing World Corp.]
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