
- 三島木 英雄
- 株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
2014年~の住宅ローン金利予測
低金利が続いていますが、一体いつまで続くでしょうか?
住宅ローン金利は、変動金利は「短期プライムレート」
固定金利は「10年国債利回り」に連動する商品が多い為、その推移から
将来をある程度予測していくことができます。
下図は平成元年から平成25年の
日本の短期プライムレート、日本10年国債、米国10年国債、の推移です。
右肩下がりで下がり続けましたが、この1年でようやく下げ止まった感じが
見て取れます。
日本の金利は日本の状況によるか?というとそうとも限りません。
ドルと円という為替相場に大きな影響があるので、米国と日本の金利差が
大きくなりすぎると過度な「ドル高」「ドル安」など一方の通貨にお金が流れて
しまいます。
そのような観点からは日本と米国の10年国債、金利差は今後概ね
2%程度が保たれてくると考えています。
米国の10年国債は概ね2.6%程度
日本の10年国債は概ね0.6%程度
今はこの状態で為替レートが1ドル102円程度になっています。
今後は米金利が4%方向に緩やかに向かう形が想定されます。
(まだ緩和していますが)
それに伴い、日本の国債も2%程度に上昇していくことで「為替」が保たれます。
短期プライムレートは長く1.475%で推移していますが、こちらも10年スパンで考えれば
2%台に入っていき、その後は米国含めた全体の市場次第という形になってくるでしょう。
ローンで2年固定、3年固定、5年固定などは特に金利が低い
ことが多いですが、それ以降金利が上昇する圧力があるという現れでも
あります。
中長期での借入の際はある程度の金利上昇は見込んでおく必要があると言えます。
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