こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
本来夫婦は、対等な関係のもとで成り立つものです。
ですが、夫婦の一方が
「虐げられている」
と感じていると、そこに対等性は感じられません。
そんな二人が築く家庭に流れる空気は安らかなものではなく、非常に張り詰めたものになってしまいます。
緊張感の漂う夫婦って、イヤですよね。
だから、どうにかしてパートナーから目を背けるような状況にもっていくことがあるんです。
どうやるか?
問題を起こすんです。
大抵の場合は、虐げられていると感じている側、傷つけられてきたと感じている側、自分が格下だと感じている側が何かデカいことをしでかします。
例えば、結婚以来、浮気を繰り返してきた夫にずっと傷つけられてきた妻が浮気をするなんて、その典型例ですね。
妻の浮気が発覚すると、これまでの立場がまるで逆転したかのように、夫は弱いポジションになります。
一方、妻は強気です。
開き直ってしまったり、清々しいほど堂々と浮気相手との愛を貫こうとします。
かつて浮気する夫を責め、恨んだ度合いだけ、その傾向は強くなるようです。
夫と同じことを自分もしているんだという自己嫌悪や罪悪感から、自制心を失って自己破壊的な行動をとってしまうんです。
そのため、これまで必死に守ってきた家庭も、アッサリ捨ててしまうことがあります。
突然弱い立場に立たされた夫は、深く傷つきます。
でも、このとき大切なのは、自分を被害者にしてしまわないことです。
同じことをされてはじめて、相手も今の自分と同じように食事も喉を通らないほど辛かったということに気づけるのですから。
こんな貴重な体験って、ありませんよね。
こうなってからジタバタしてもしょうがないので、相手の痛みを知る機会を与えてもらったと捉えて、その痛みをしっかりと感じてみるのがいいだろうと思います。
そうして気づいたこと、学んだことを今のパートナーとの間で活かせるか、それとも次の人生で活かせるかはわかりませんが、決してムダな経験にはならないと思います。
夫の浮気を例に書きましたが、妻が夫を軽視してきたり、暴力を振るったりというケースも同じです。
長いこと虐げられてきた方が一発逆転を狙って、何かしら問題を起こし、立場を逆転させようとするんです。
起こした問題があまりに大きかった場合、起こした側だけが非難されることもありますが、これは二人で起こした問題と考えることが、解決の糸口を見つけるきっかけとなることもありますよ。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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