【最幸ビジネスモデル】好きには敵わない。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最幸ビジネスモデル】好きには敵わない。

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 【最幸ビジネスモデル】  2014.2.13 No.0797
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某企業のベテラン社員Kさんと話したときの事。

Kさんは
とても真面目で一生懸命に仕事に取り組んでいる。
それは自他ともに認めている。

言われた事はすべてこなし、
自分なりに工夫し考えて
一生懸命・・・。

けれど、どうも温度差というか
なじめないと言うか。

頑張っている事は誰もが分かっているし
コミュニケーション力も、悪くない。

けれど、
嫌われてはいないが、好かれてもいない。
仕事で評価されない。
空回りしている感じ。

本人がとても辛い状況に追い込まれている事が
理解で来た。

 頑張っても頑張っても
 空回りで、報われないのだから。

それで、Kさんの上司や部下にも
話を聴いてみると、
Kさん以外の他の人たちは
仕事を楽しんでいた!

そこに気付いた私はKさんに聞いてみた。

「今の仕事は好きですか?」

答えは

「はい。好きです。」

それで、私は、
何が好きなのか、何をした時嬉しいのか、
根掘り葉掘り聞いてみた。

「仕事が好き」という言葉に
嘘偽りはないのだが
「好き」とか「楽しい・嬉しい」という
その言葉には深さがあるのだと感じた。

Kさんは、
本人は、好きだし楽しいと思っているのだが
本当の仕事の楽しさを知らないのだと
私は感じた。

だから、Kさんが知っている範囲で言えば
本当に、好きで楽しいことは間違えないのだが
深さがないのだ。

もちろん、それはいい悪いではない。

ただ、
どんなに真面目に頑張っても
どんなに一生懸命やっても
本当に好きで楽しんでいる人に敵わない
というだけの事。

もし、Kさんが
浮く事なく、適切に評価もされ、
生き生きと自分らしく働く事ができるとしたら
ただ、本当に自分らしく、
仕事を楽しむ事だと私は感じた。

その仕事を楽しむ感覚を知るには
人の評価を気にせずに、
一人で抱え込まずに、
自分の感覚を信じて、
工夫し、探究し、行動する。

工夫や探究などのために
いろいろな人と
コミュニケーションをとったり
視野を広げたり・・・

そのプロセスの中で
自分らしさも育ってくるし
面白さも見つかるのだと
私は感じた。

自分の頭の中だけの世界で
人の評価を気にして
その中で
ただ一生懸命にやっているから
せっかく頑張っているのに
報われない、悪循環。

せっかく一生懸命頑張っても
報われないなら
開き直って
自分らしく仕事を楽しんだらいい。

そして、仕事を楽しむというのは
「あぁ、楽しい」というような
表面的な意味ではなく
やはり、
探究と行動のプロセスで確立されて行く
自分スタイルなのだと改めて感じた。

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■今日のまとめ

 どんなに一生懸命に頑張っても
 「好き」には敵わない。

 この仕事が心から好きだと言う
 自分スタイルは、探究と行動のプロセスの中で
 確立されて行く。

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