今勤めている会社に見切りをつけるときの判断基準 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年12月05日更新

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今勤めている会社に見切りをつけるときの判断基準

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 起業相談に、今勤めている会社の将来性に関する相談が最近は増えています。世間は景気がよくなっているのに、自分が働く会社は相変わらず不振続き。起業を真剣に考えるためにも、今の会社を見極める方法があったら教えて欲しいといった趣旨です。起業にとっては、会社を辞めるタイミングはとても重要です。

 ビジネスにおいて、成功する法則はよく書籍になりますが、実際はないと思っています。時代はよく変化しますし、お客さんも飽きるからです。ただ、ビジネスで失敗する原因は比較的よく知られています。それは、会社と言うより、経営者を見て判断すること。経営者がコロコロ代わる会社などは論外です。

 最初に、経営者が柔軟性をなくしていることが上げられます。ほとんど考えない経営者によく見られますが、経営判断をするときほとんど考えず、過去に行った判断と同じ判断ばかりをする人です。これだけ経済環境も、社会環境も変化しているのに、常に同じ判断をしているような経営者は問題外です。

 社員の意見に耳を傾けず、外部の専門家やコンサルタントの意見ばかりを聞く経営者も危ない兆候です。会社の仕事に関しては、お客さんに直接対応している社員に最も情報が集まっているはず。彼らの意見をよく聞いて、どのように生かすか、経営者にとっては正しい判断をする最低条件です。

 常に責任逃れの発言ばかりして、メッセージに一貫性のない経営者も、早々に見放すべきです。会社で発生する全ての問題は、まず経営者の責任と思わない経営者は失格です。業績が悪くなりますと、その場しのぎメッセージを社員に伝え、結局方向性がバラバラになるといった経営者がいます。

 経営者は、仕事や人生に熱意をもって、社員にもその熱意を伝えるべきです。今は厳しくても、将来は明るくなる方向性を話すべきです。会社に将来がないなら、社員は自分で将来を切り開くしかありません。社長の態度や発言を反面教師として、自分が経営者になることを考える社員が生まれるのは自然のことです。

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