日本広告審査機構主催　著作権セミナー

ＪＡＲＯ広告研究セミナー（公益社団法人日本広告審査機構　主催）

公益社団法人日本広告審査機構主催のセミナーで講師を務めました。

開催日時：平成２５年１１月１８日（月）　１４：００～１７：００

会　場　：ソラシティカンファレンスセンター２階

開催日時：平成２５年１１月２１日（木）　１４：００～１７：００

会　場　：電通関西支社１２階大ホール

デジタル・ネット時代においては、次々に新たなサービスが提供され、その中では、従来の著作権法の下では予想もされなかった方法で著作物が利用されることが多々あります。

そのため、著作権法は、毎年のように改正されていますが、改正がビジネスの実態に追いついているとはいえない状況です。

このようなデジタル・ネット時代において、著作物を取り扱う際のヒントとなる考え方や周辺知識を理解してもらう目的で、本セミナーでは、株式会社博報堂のビジネスコンプライアンス局局長の小竹氏とともに、下記の４７のＱ＆Ａ（問題形式）を用いて、初歩的な著作権法の事項から著作権の背景にある文化論に至るまでお話をしました。

【テーマ】

「デジタル・ネット時代と著作権　Ｑ＆Ａ４７

　～　実務家による３時間のリーガルエンターテインメント～　」

【セミナー概要】

１　ゴルフ場でキャディさんにスマホで撮ってもらった写真は著作物か

２　仮に著作物だとした場合、誰が著作者、著作権者か

３　著作行為と契約の関係

４　本当の天才は報われたか

５　ベートーベンだけ何故髪型が違うのか

６　ミケランジェロ、ベラスケスは個人ではなく一座

７　保護期間の妥当性

８　相続人不在の場合の著作権はどうなるのか

９　保護期間延長のメリット／デメリット

１０　特許権との比較

１１　文化論とは無縁のＴＰＰによる影響

１２　つい最近（？）まで生き残っていたmanufacturing clause

１３　課税権問題

１４　万が一の紛争に際しての裁判所管轄／解釈適用法は？

１５　「学びはマネビ」はどこまでがセーフか

１６　引用とは

１７　引用の方法（表示）

１８　登録商標の引用

１９　借用によるモダンアート

２０　パロディ

２１　キャッシュ

２２　リンク

２３　サムネイル画像

２４　現行法の限界とフェアユース論

２５　侵害の認定要件

２６　判例批評＿１

２７　判例批評＿２

２８　裁判所はロマンチックな場所ではない／裁判官は究極のリアリスト

２９　「じぇじぇじぇ」が方言辞典に載っていない

３０　五・七・五は著作物？

３１　口伝による伝承と著作権概念／翻案による発展

３２　権利をそのまま主張しない方法

３３　パブリシティ権論の合理性と不合理性

３４　目的達成に向けての考案

３５　体操の技と開発者の名前≒新しい星の発見者

３６　コピーライトとオーサーズライト

３７　同一性保持権

３８　シンクロナイゼーション

３９　作品を改変して使用する場合の契約上の注意点（翻案権）

４０　実演家はなぜ著作（権）者ではないのか

４１　ビッグデータ時代のデータ

４２　動画サイトに付着するＣＭ

４３　「電車男」の権利処理

４４　ソーシャルメディア上の著作物相互利用

４５　堂々と売られている卒論＝現代大学の苦悩

４６　バズムービー

４７　文化の発展と著作権

著作権法に関わる企業内セミナー・講演等を承っておりますので、著作権法に関するセミナーにご興味のある方はご連絡をいただければと思います。

フランテック法律事務所　弁護士　金井　高志　　

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