「前任の店長が凄すぎるんです・・・新人の私がこの店で店長をするのは荷が重すぎます・・・」
2ヶ月前、店長に昇格した新人店長が、これ以上落ちないくらいに肩を落として嘆いていました。彼女は、前任店長が、病気で緊急入院した後を受けて、急遽店長に昇格しました。前任店長は、ベテランで評判の高い有名店長。この事態に営業部長は、誰が店長をやっても大丈夫な店だと判断して、新人の彼女を店長に指名したのでした。
しかし、当の彼女はそんなことはつゆ知らず。まあ、知っていてもそんなことは彼女には関係ありませんね。自分は「店長」になったんだから、ビシッとスタッフをまとめ上げ、更に業績を上げていかないと、すぐにお払い箱になってしまう・・・そう思っていました。また、前任のベテラン店長よりも「出来ない奴」とスタッフから思われたくないので、必死になって仕事をしました。
何事もまず自分が行って姿勢を示さねば!
部下に任せて失敗したら店長の責任だ!
ワークスケジュールは店長の仕事だ!
明日からのフェアを成功させないと部長に叱られる!
部下には的確な指示をビシビシしないといけない!
彼女は、毎日毎日、朝早くから来て、夜遅くまで必死で働きました・・・
しかし、業績は変化しません・・・
焦る彼女は、ますます必死で働きますが、業績は上がりもせず下がりもせず・・・
疲れた彼女がふと立ち止まって周りを見ると、そこには彼女の必死さなど気にも留めず、彼女から「あれをする」「これをする」「どーする」「こーする」と言われても、特に意に介さず、いつも通りに淡々と、抜かりも無く仕事をこなしてるスタッフがいました。
「あれ?私ひとりでやっている?」
スタッフ達は別に反抗するわけでも無く、ボイコットするわけでもありませんでした。しかし、彼女の言う通りにはやっていません。今まで通り、いつもの通り粛粛と仕事をしています。それで店はちゃんと廻っています。別に売上げが、下がってるわけではありません。彼女は思いました・・・
「私、この店にいなくても別に良いんじゃあ無い?私って何?店長なの?・・・」
自分の存在価値や店長としての立場を見失った彼女は、ただ自分の存在の薄さに嘆くばかりでした・・・
それが冒頭の嘆きです。
さてさて、彼女には、どういうアドバイスもしくはコーチングが効果的なのでしょうか?
続きはまた明日!
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