秋の夜長の寝不足 - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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閲覧数順 2017年08月16日更新

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秋の夜長の寝不足

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 すっかり気候は秋になりました。夜空の月は美しく、夜も涼しくて過ごしやすく、ついつい夜更かしをしてしまいがちな季節ですね。テレビは秋の特番があり、読書の秋でもあり、ついつい気がつけば遅い時間になっていませんか?
 私も昔から布団に入っても中々寝付けないタイプで、秋は特に寝る時間が遅くなってしまい、いわゆる不眠症に悩んでいます。なんと日本人の5人に1人は不眠症に悩んでいるそうです。本日は、「不眠症」についてお話しします。

 

「不眠症」を大きく分類すると、下記のように分けることができます。


・入眠困難型・・・布団に入ってから中々寝付けない。
・中途覚醒型・・・寝付くことはできても、すぐに目が覚めて寝付けなくなる。
・早朝覚醒型・・・寝付くことはできても、早朝に目が覚めてしまう。
・熟眠障害型・・・時間はとれているが、十分眠った気がしない。

 

原因も大きく分けて


・身体疾患・・・胃腸の不調など消化器系、呼吸器系の疾患、皮膚疾患による痒みなど。
・ストレス・・・ストレスが交感神経を優位にして、緊張、覚醒状態にしてしまう。
・精神疾患・・・うつ病など神経伝達物質の異常による障害。
・薬物・・・カフェイン、アルコール、刺激物。薬の副作用などによるもの。
・生活環境・・・幼児期からの習慣やシフト勤務、騒音などの環境による障害。

 

 分類を見ていると、自分もそうかもしれない?と思ってしまう事柄があるかもしれません。入眠障害だけが不眠症ではありません。眠りというものは、自律神経という自分の意識で操作できない機能がつかさどっています。つまり努力して、意思の力で眠ろう!としても報われないのです。それって、とても辛いですね。
 まずは、上記の原因から思い当たるものを探してみて、対処しましょう。ストレスやシフト勤務など、自分の力ではどうにも対処できない部分もあると思います。怖がらずに、医師に相談して、適切に睡眠導入剤を使用することも重要なことです。

 深刻な睡眠障害は、うつ病などの精神疾患を引き起こすこともあります。眠りを引き起こすメラトニンという物質は、覚醒を引き起こすセロトニンという物質と密接な関わりがあり、セロトニンの働きが悪くなるとうつ病を引き起こす原因となります。
 わかりやすく解釈すると、セロトニンは昼を司り、メラトンは夜を司ります。両者は光の刺激によって、活性がバトンタッチします。朝、光を浴びることでメラトニンが減少し、セロトニンの量が増えます。そして、光の量が減るとセロトニンを材料にしてメラトニンが増えていくのです。セロトニンの量が多い程、夜に眠りを引き起こすメラトニンが増加するのです。
 つまり、朝の光を浴びることが、とても重要になるのです。さらに光の強さは室内と屋外では、夏で100倍、冬でも50倍も屋外のほうが強いのです。努力をする部分は、辛くても、朝なるべく早く起きて屋外の日光を浴びるようにしてください。夜の眠りはこの時点で勝負が決まるのです。

 眠りたくても、眠れない。本当に辛いことです。だから布団の中では努力しないでください。布団に入って横になって、たとえ眠れなくても身体は休まります。横になるだけで身体の循環は、立っていたり座っているときと変化します。少しずつ、布団に入る時間を早くしていって、なるべくリラックスして「眠れない」という感情や、ストレスの種は、思った瞬間に放り投げるようにしてください。リラックスできる音楽や、イメージに思考を持っていくといいでしょう。そして、明日の朝こそは、勝負に勝つ(早く起きて朝の光を浴びる!!)と密かに思ってください。
 
 人間は、人生の3分の1ぐらいは眠っています。眠りが充実することで、残りの3分の2が充実できるのですから、軽視しないで、眠りの環境や眠る準備に関しても気を配ってください。そして、一人で悩まないで、家族の協力をお願いしたり、専門機関に相談するようにしましょう。

 

 

鍼灸師 小林

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