
売上げは、客数×客単価です。
これは誰でもわかっていることです。
そして、客数は、営業時間と客席数に、大きく影響されます。
あたりまえですよね。これも誰でもわかります。
でも、このあたりまえを無視して、非常に小さな店を作るケースがあるのです。
テイクアウト専門店、もしくは売上げの半分以上はテイクアウト、と言うような店の場合は別ですが、一般的には、客席数で売上げの上限は決まってしまうのです。
もちろん、商圏のニーズ以上の大きい店を造っても、コストが掛かるだけで意味はありませんが、商圏ニーズがあるにもかかわらず、小さなお店を造っても、そこから得られる売上げには限界が生じてしまうのです。
原則、キャパシティ以上は売れないですからね。
テイクアウトや通信販売があるのならば良いのですが、イートインだけで勝負するのならば、キャパシティは塾考に塾考を重ねねばならない重要なファクターなのです。
でも、このあたりまえを、予算が無いと言う理由や、好立地の物件に心奪われた結果、無視してしまう経営者が多いのです。全然ダメです!
全ての時間帯で、満席が続き、短い滞在時間で高い回転数を誇るのならば、未だ良いでしょう。
そうでは無いのならば、この計画には無理があることに早く気がつく必要があります。
物件に心が奪われることはよくある話です(笑)
しかし、ここは冷静に考えなくてはなりません。
売上げ=客単価×客席数×満席率×回転数 なのです。
基本的には、これ以上は売れないのです。
この予測法のポイントは、滞在時間、回転数、時間帯ごとの客数・・・これらの予測を精度高く行う事です。
決して、思い込み+希望&願望で客数予想はしないで下さいね。
私がおすすめする方法は、同じ商圏内の類似業態店に対する定点観察です。
とにかく、平日土曜日曜・朝昼晩など色々な時間帯で、客層・注文メニュー・滞在時間などを観察するのです。
このベンチマークをどれだけ真剣に行うかでリスクを軽くすることが出来るのです。
年間の売上予測は、これを営業時間数×265日分のシミュレーションをやって積み上げるのです。
高いお金をかけて店を出店するのですから、事前の調査は出来る限り時間をかけて行いましょう。
投資 vs キャパシティ vs 売上げ
そして、この関係性をじっくりと考えて出店計画を練りましょう。
だって、絶対に失敗は出来ないのですからね!!
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