- 大塚 嘉一
- 菊地総合法律事務所 代表弁護士
- 弁護士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
私は、死刑存置論者です。正しくは、死刑制度存置論。制度としての死刑は残さなければならない、という立場。詳しくは、私の事務所のウェッブ・サイト(www.kikuchisogo.com)中の「死刑制度廃止論」をご覧ください。
さて、埼玉弁護士会では、今年(平成25年)3月15日、「死刑廃止検討プロジェクト・チーム」の委員を募集することを、会員に通知しました。
私は、このような委員会に、埼玉弁護士会からも日弁連からもお誘いがないことを、不思議に思っていました。死刑について、明確に態度を表明している数少ない弁護士だと自負していたからです。もっとも、賛成の立場ですが。
やはり、賛成の立場の者には、お呼びがかからないのでしょうか。
と、思っていたところが、今回の募集です。死刑反対の者に限るとは書いていないので、私でも参加できるはず、と速攻で申込みました。
そして、6月24日、第一回の委員会です。(プロジェクト・チームと委員会との違いを私はよく把握していません。)
そこで、私は、座長に立候補し、選ばれてしまいました。委員会ではないので、委員長ではなく、座長と言うそうです。
埼玉弁護士会執行部では、プロジェクト・チームが、存置派に乗っ取られてしまった、と騒ぎになっているかもしれません。
次回、とりあえず、各種資料の読み込みをするということで、今回は散会です。同資料中には、私の「死刑制度存置論」もあります。日弁連の機関紙「自由と正義」の1995年1月号に掲載されました。国会図書館では、論文として分類されており、面はゆい限りです。久しぶりに読み込んで、今ならこう書くなあ、という部分が散見されます。しかし、骨格は変わりません。
同委員会の進行については、随時、ご報告いたします。
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- 大塚 嘉一
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